山行名 夏山分散縦走南アルプスD2
入山山域 南アルプス
山行日 1986年8月8日(金)〜8月14日(木)
メンバー L永井直樹 大森拓

行動記録

1986年8月8日(金)晴れ 松本発(12:59)―伊那北(15:25)―仙流荘(17:30)
 定着装備を鹿児島へ発送後、食料を買い込み出発。伊那北から国鉄バスで戸台に向かう。前の席に座るお姉さんの広がったスリーブのあたりがいやにまぶしい。駐車場で幕営の準備をしていると、近くのおじさんにもぎたてのキュウリやナスを一抱えほどもらう。二人とも夕食そっちのけでコオロギのごとく、キュウリとナスにかじりつく。ごちそうさま。

8月9日(土)晴れ 起床(5:00)―出発(6:30)―北沢峠(7:30)―長衛小屋(8:10)―双児山(9:30)―駒津峰(10:00)―甲斐駒ケ岳(10:50)―摩利支天(11:50)―駒津峰(12:30)―仙水峠(13:10)―長衛小屋(13:50)
 長谷村営バスで北沢峠へ。サブザックで甲斐駒に向かう。白い甲斐駒がだんだん近づいてくる。あっけなくピークに立つ。昨日もらったキュウリを山頂でかじる。大森、下りでどんどん飛ばす。永井は地下足袋で縦走に臨んだため下りで足の裏がヒリヒリ痛む。でも足首を強くするためとは負け惜しみに決まっている。

8月10日(日)曇 起床(3:00)―出発(4:50)―馬の背分岐(6:40)―小仙丈岳(7:20)―仙丈岳(8:25)―大仙丈岳(9:00)―伊那荒倉岳(10:30)―高望池(10:50)―横川岳(12:00)―野呂川越(12:25)―両俣小屋(13:10)
 大森、突然鼻血を出す。オーバーペースか?カール地形が見える。素晴らしい。北岳や甲斐駒もガスの中、見え隠れする。しかし、人が多い。高望池はひどくあれていて、望むべくもない池だとがっかりする。静岡大の水野さんと会う。原田氏の後輩とのことでよろしくと。定着がんばってください。

8月11日(月)晴れ 起床(3:30)―出発(5:20)―左俣大滝(6:40)―中白峰の頭(8:20)―北岳(9:35)―吊尾根分岐(10:20)―八本歯のコル(11:05)―八本歯の頭(11:10)―吊尾根分岐(11:55)―稜線小屋(12:45)
 大森、600mの高度差をもろともせずズンズン登る。北岳にはあっけなく着いてしまった。おばちゃんたちが元気そうに笑っている。やはり頂上は人が多い。バットレスは圧巻。第4尾根を攀るクライマーも。近いうちにこのルートを使って北岳に来たいと思う。大森、往復1時間の道のりを水汲みに行ってくれる。

8月12日(火)霧 起床(3:30)―出発(6:45)―中白峰(7:10)―間ノ岳(7:50)―農鳥小屋(9:05)―西農鳥岳(9:35)―農鳥岳(10:10)―西農鳥岳(10:50)―トラバース分岐(11:40)―熊ノ平小屋(13:10)
 ずっとガス待ちをする。風が強く、少し寒い。大森下りでダッシュ。北岳山荘からずっと犬がついてくる。これが歩くのなかなか速いんだよね。いいなあ、4本足は。西農鳥岳まで前を悠々と「我が道を行く」三十路前とおぼしきおじさん?に先導され、われら脱帽しながら歩く。ガスの間に仙塩尾根、塩見、それから荒川三山が見える。大井川源頭を経て熊ノ平を目指す。大森、小屋まで25分のところを10分で駆け下りる。小屋が見えるとさらにペースup!お花畑を駆け抜ける大森に永井はついて行けず、ごまかしながらどうやら小屋まで辿り着く。

8月13日(水)快晴 起床(3:30)―出発(5:10)―安部荒倉岳(5:45)―新蛇抜山(6:20)―北荒川岳(7:30)―塩見岳(9:05)―塩見小屋(10:00)―本谷山(11:15)―三伏峠(12:08)
 塩見岳まで著名なピークなし。樹林帯をポンポン進む。この辺は北部と違ってキクやセリの仲間の植生が見られる。雪投沢は5張くらい張れそうだった。塩見山頂ではガスで周りの概念が全く分からなかった。下りでのマークは雪がつくと消えるのだろうか。またも大森、下りでポンポン飛ばす。待ってくれスーパージェッター!我らテント場に2番目に到着。大森ぜんざいを作ってくれる。明日は下山だということで縦走恒例の大盤振る舞いをして食料を食べ尽くす。

8月14日(木)晴れ 起床(3:30)―出発(5:10)―塩川バス停(7:50)―バス発(9:20)―伊那大島駅(10:35)
 塩川工場下方1.5kmがけ崩れのため、そこまで下る。中華で打ち上げ、解散。(永井)

感想
大森拓
 定着と比べるとこちらは非常に快適な楽しい山行であった。特に奥深い樹林帯のかぐわしい樹香が心地よかった。また素晴らしい景色も稜線から拝むことができ申し分ない。甲斐駒ケ岳の白さが印象的だし、塩見岳の登りも面白かった。

秋山分散北アルプス白馬岳D1
L田中晃志 大森拓

1986年10月26日(日)離鹿→
10月27日(月)→大阪→
10月28日(火)曇 白馬駅発(6:50)―栂池自然園(7:50)―下見へ出発(8:30)―テント場着(11:30)
 白馬駅より、早大の二人組みとタクシーで栂池へ。

10月29日(水)晴れのち雪 起床(3:00)―出発(5:17)―乗鞍岳(7:45)―白馬大池(8:25)―小蓮華岳(11:45)―三国境手前(12:30)―設営完了(14:00)
 天狗原より雪が出現。しかしたいしたことなく乗鞍岳へ。このまままっすぐ稜線沿いに進む。小蓮華岳あたりから、大森のスピードが落ちる。足が痛いとのこと。時間的に遅いので三国境手前にテントを張る。張り終えると雪が降り始める。

10月30日(木)雪 沈澱
 雪のため沈澱。二人とも昼食後、雪かきに出たが、駄目なのでテントを移動することにする。ここでテントの床が破れ、フライを紛失する。風が強い。

10月31日(金)快晴 起床(4:00)―出発(7:17)―乗鞍岳(12:15)―栂池自然園(14:10)
 大森が足を痛がる。が、凍傷ではないのでホッとする。テントが使い物にならないため、下山を開始する。帰りは白馬大池山荘回りで進む。結構つぼ足の練習になる。おとといと違い、自然園までの道はすっかり雪に覆われている。林道を3時間ほど飛ばしてなんとかバスに乗りこむ。白馬大池駅より松本に出て打ち上げ。(田中)

感想
大森拓
 今、思い返すといい経験をしたと思うが、あの時はつらいことの連続だった。雪上では自分の足が思うように進まないし、キスリングは肩に食い込んでくる。テントには雪が吹きこんでくるし、また風がテントを飛ばそうとするし、まさに踏んだり蹴ったりの合宿だった。ただ一つよかったのは、朝日が僕を慰めてくれたことだった。


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