山行名 夏山定着合宿北アルプス剣沢
入山山域 北アルプス剣岳
山行日 1986年7月19日(土)〜8月7日(木)
メンバー L田中晃志 永井直樹 大森拓 東條格

行動記録

1986年7月19日(土)今回は、大阪行きのフェリーが、志布志からなので西鹿児島駅前よりバスに乗り、志布志へ。

7月20日(日)大阪→富山

7月21日(月)曇のち晴れ 富山(5:20)―有峰口を経て折立へ(8:30)―薬師峠(12:54)
 テント設営後、定期便。天気図を見るとしっかり梅雨前線が居座っている。

7月22日(火)雨 起床(3:30)―出発(4:55)―薬師岳(8:00)―スゴ乗越着(11:15)
 雨、風、ともに強く、避難小屋のあたりで休憩。薬師岳山頂もさっさと通りすぎる。

7月23日(水)雨 沈澱
 何もすることもなくトランプに興じる。

7月24日(木)晴れ 起床(3:30)―出発(5:10)―五色ヶ原(10:20)
 日差しが強くなり、物干しを始める。山に入って初めて太陽を拝んだ。

7月25日(金)快晴のち晴れ 起床(3:30)―出発(4:25)―ザラ峠(5:20)―室堂(9:12)―室堂発(15:33)―雷鳥平着(16:47)
 室堂から立山駅まで降りて、荷揚げ&買出し。さすがに下界。何でも手に入る。さすがに40kg以上のボッカはきつい。しかし、これなら明日はシングルで行けるような気がする。

7月26日(土)晴れ 起床(4:00)―出発(6:33)―別山乗越(9:07)―三田平(10:25)
 シングルでいく。あっさり雷鳥坂を越える。テント設営後、雪渓の上で、キックステップの練習。

7月27日(日)晴れ 起床(4:00)―出発(4:30)―BC着(7:10)―BC発(8:30)―BC着(16:33)
 剣御前下の雪渓でキックステップ&アイゼン歩行訓練。のちに滑落停止、スタンディングアックスビレーの訓練も。

7月28日(月)起床(4:05)―出発(4:30)―BC着(6:50)―BC発(8:10)―八ツ峰Y峰下(10:20)―BC着(16:05)
 東條寝坊。別山側の雪渓で雪訓の後、八ツ峰Y峰下へ行く。ここで参拝後、雪訓。

7月29日(火)快晴のち晴れ 沈澱
 今日は沈澱。大森、雪盲に苦しむ。

7月30日(水)快晴 起床(3:30)―出発(4:35)―源治郎尾根末端(5:05)―源治郎尾根T峰(7:58)―源治郎尾根U峰(8:56)―剣岳山頂(10:57)―BC着(14:03)
 源治郎T峰で1年にコールをやらせる。が、大森は響かず。東條はガラガラ声で情けない。

7月31日(木)快晴 起床(3:30)―出発(4:35)―長次郎谷出合(5:20)―八ツ峰U峰(9:18)―X峰(13:05)―X・Yのコル(14:30)―BC着(16:53)
 T、U峰間のルンゼは、雪渓が切れていたのでU、V峰間ルンゼよりU峰へ直上する。間違って40mザイルを持ってきて、時間を食う。

8月1日(金)快晴のち晴れ 起床(3:30)―出発(4:38)―Y峰Cフェース取り付き(7:40)―登攀終了(12:10)―Aフェース取り付き(13:15)―登攀終了(15:05)―BC着(18:20)
 Y峰へ着いたときには、すでに熊の岩からのパーティが取り付いていた。Cフェースを登っている途中、前を登っていた大分大山岳部がアプザイレンで下りるというので1時間ほど待つ。(大分大はAフェースで事故があったらしい)

8月2日(土)晴れ 沈澱
 昼のゼリーは大好評であった。

8月3日(日)晴れのち曇 起床(3:30)―出発(4:45)―剣岳(7:20)―池ノ谷乗越(9:15)―三の窓(10:03)―小窓(12:08)―池平山(13:50)―仙人池(15:20)
 途中、永井の靴のビブラムがはずれる。仙人池ヒュッテ手前の草むらにてビバーク。

8月4日(月)曇のち雨 起床(3:30)―出発(4:20)―二股(5:23)―ハシゴ谷乗越(7:16)―黒部ダム(11:10)― 一ノ越(16:50)
 不気味な天気である。黒部ダムあたりから雨が強くなる。永井と話し合い、今日は一ノ越までいくことにする。山荘横にツェルトを張り、4人折り重なるように中に入る。スベアをつけると生き返る思いがした。

8月5日(火)雨風強し 起床(3:30)―出発(5:10)―BC着(8:10)
 立山、真砂岳などは休まず進む。風強し。BCは、フライが破れたりして半壊に近かった。今日は半沈。

8月6日(水)快晴 起床(4:00)―出発(7:13)―一ノ越(12:15)―黒部ダム(18:30)
 昨日と打って変わって快晴!!入山日と変わらない荷物の重さ。Why?立山から下るとき大森のキスリングが壊れる。立山は人が多い。予想以上に時間がかかる。黒部平で扇沢行きトロリーバスの最終便のアナウンスが聞こえたときには力が抜ける。大森一人元気だった。

8月7日(木)晴れ 起床(6:00)―出発(7:13)―黒部駅発(9:03)―扇沢(9:13)―大町(10:05)―松本(12:39)
 明日の準備を済ませ、打ち上げ。一年生お疲れ様。(田中)

感想
大森拓
 今まで味わったことのない山の恐ろしさを肌に感じることができたのが今回の収穫だった。薬師岳避難小屋やビバーク山行中に強く吹きつける風雨は、僕の顔色を変えさせアルプスの気象に対する認識を新たにさせた。また登攀中の大きな落石は、度肝を抜いた。雪上での滑落は、キックステップの重要性を肝に銘じた。他に上げればきりのないいろいろな新しい経験をすることができ、非常に実りの多い合宿となった。

東條格
 北アルプスの自然の雄大さ、また、雷鳥沢のボッカ、長次郎谷雪渓の登りの苦しさ、全く想像がつきませんでした。


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