山行名 夏山定着合宿 北アルプス剣沢
入山山域 夏山定着合宿 北アルプス剣沢
山行日 1995年7月25日(火)〜8月7日(月)
メンバー CL中野渉4 SL原田聖久4 原田光一郎2 西村正也1 鈴木太郎1 住春佳1 村岡千恵子1 成瀬穫美1

行動記録

1995年7月25日(火)晴れ
12:30部室発。いよいよ夏合宿に出発だ!OBの尾原さんが、駅まで荷物を送ってくださる。
14:00西鹿児島駅発。米沢先生と、大谷先輩の見送りを受けて。先生の差し入れのビールが、お腹にずしりときた。電車の中では、みんなよく寝ていた。私は宮崎方面は初めてで、窓からの景色が楽しかった。
17:00宮崎駅着。きれいな駅だった。夕食を調達。
19:00宮崎港着。OBの児島さんが見送りに来てくださる。差し入れあり。船での出発はいい感じだ。見送ってくださる方々がいてよかった。宮崎の空は広かった。夕焼けがしみた。夜、デッキから空を見た。なんてたくさんの星!

7月26日(水)晴れ
7:30大阪南港着。→ニュートラム→地下鉄→
9:15大阪駅ホーム着。地下鉄では人がたくさん乗ってきて悪い気がした。ザックが邪魔のようで。大阪駅のホーム、風が気持ちよかった。ホームに荷物を置いて、いざ買い物へ。ロッジ、石井スポーツで買い物。やっとマイシュラフができた。地下街の「湖」という店で食事。麦茶がおいしかった。この間に、中野先輩は一人で日本橋へ。いったい何を買うのか、誰も教えてもらえない。
13:00大阪駅発。大津を過ぎたあたりから、席に座ることができた。窓の外には、青い空、白い雲。夏真っ盛りじゃないか!でも剣には雪があるんだ。乗り換え乗り換え富山を目指す。鈴木、長浜にて18切符のポスターを頂戴する。光一郎先輩道具をいろいろ買ってうれしそう。しかし貧乏。「はうあ〜。」中野先輩の声をよく耳にする。似た声の人がたくさんいる。成瀬先輩の横でお菓子を食べたり。長旅。でもそんなにきつくないのはみんなと一緒だからか。
20:45富山着。やっと。富山も暑い。暑いじゃないか北陸!日本全国夏。観音湯は休みだったので、一の湯に行く。あー気持ちよかった。

7月27日(木)晴れ
6:30みんなぼちぼち起きる。それぞれ、新聞を読んだり、うどんを食べたり、うろちょろ。今日は入山日。食料買い出し、ユニーにて。
11:55富山発。富山地方鉄道。キリンの北陸作りがおいしかった。車内はクーラーが効いて快適。のち寒くなる。鉄橋の上を通った。いいところだ〜。
12:55立山着。
13:20立山発。ケーブルカー。ぐんぐん登る。乗り物はすごい。
13:30美女平着。心地よい風。ザックの重量測定。青いりんごの酸味が山にぴったり。
13:55美女平発。バス。乗っていたら急に涼しくなった。原田先輩の言った通り。「北アルプス」の言葉に「!」。そうだ、もうやってきたのだ!雲の中へ突入。
14:40室堂着。雪が見える!日差しは暑いが、風が涼しい。トイレの洗面台の水が冷たくって感動。富山駅のも冷たかったけど。
16:30雷鳥沢着。着いた。スキーをしている人がいる。夕食の準備をするころから肌寒くなる。長袖を着た。夏なのに。肌寒い。何か楽しいの。ずっと流れている水が、雪解け水だと知って感動した。マイシュラフを初使用。自分のって、なんか嬉しい。

7月28日(金)晴れ
4:00起床。朝食の蜂蜜がけフランスパンが、とてもおいしかった。
6:30雷鳥沢発。休憩中、ザックをおろして歩くと軽い軽い。無重力。西村君がカメラを持っていてよかった。なかなか自分のを取り出す余裕がない。
9:25別山乗越。ほえー根性の坂っス。登る苦しさ、着いたときの喜び。剣岳の姿を拝む。うん。
10:10乗越発。剣沢のテント場が見えてくる。目的地が見えるのはいいなあ。雪の上をサクサク歩いた。雪を触った。雪だー。いいところだ。この部に入らなければ、こんなところこれなかったかと思うと嬉しくなった。いろんな人のおかげで来れた。部員のみんなや、親や。自分の体にも感謝。
11:30BC予定地着。先輩たちがWボッカや、その加勢に行っている間、一年生は雪と戯れる。夏の雪にウキウキ。雪渓を掘り、食料やビールを埋めた。先輩たちが到着してから、テント設営、夕食準備。

7月29日(土)晴れ
5:00起床。
7:30BC発。中野、W原田、西村、鈴木、住、村岡。
8:00剣御前雪渓。雪上訓練。ピッケルストップ。雪上歩行(キックステップ、アイゼンを装着して、など)雪上でのセルフビレーのとり方や確保、グリセード。雪は楽しかった。
16:40BC着。お疲れビール!充実感にひたる。夕食、コック長のカレーをおかわり。食後のんびり、楽しかった。

7月30日(日)晴れ、休息日
朝起きると、顔や耳がはれていた。ひりひりする。あー雪焼けを侮っていた。住ちゃんと中野先輩が特にひどかった。色の白い人は日焼けに弱いのだろう。6時半、男子テントからラジオ体操が聞こえてきた。懐かしい。W原田と西村は、登攀に出かける。私はよく食べた1日。住ちゃんと買ってきた絵葉書に、手紙を書いた。太郎君もいっぱい書きよった。夜は春ちゃんと交流会。近くに日大テントがあった。

7月31日(月)晴れ時々曇
4:00起床。
6:20出発。W原田、西村、鈴木、村岡、平蔵谷ヘ。その後、中野、成瀬、住も出発、一般道から剣岳本峰を目指す。
7:40平蔵谷取り付き
うー、雪。キックステップ。逆八の字。がにまた。私は雪を進むのが極端に遅い。最後はザイルを出してくれた。ザイルをつないで先に進んでいく原田先輩を見ていると、頼もしく思った。
15:00やっと平蔵谷を登り終える。先に着いたみんなと出会う。はー。自分じゃそんなつもりなかったけど、私はヘロヘロだったらしい。
15:55剣岳山頂。ふ〜。うわ〜。はあー。なんだかやっぱり嬉しい!天気もいいし。下に、我らがBCも見えた。八ツ峰や熊の岩、源治郎尾根など説明してもらう。地図と見比べる。地図と実際の様子とが一致した。時間をかけて迷惑かけたけど、平蔵谷を登って本峰に来れて、本当によかったと思った。先輩方は頼りになったし、西村君や太郎君にもお世話になった。中野先輩と無線がつながる「りょーかい」。
20:00武蔵のコル。足下はガラガラだし、暗くなって、ビバーク決定である。私が遅かったのが原因だと思ったけれど、楽しい気分でのビバークでした。空の向こうで花火のように光っていたのは、雷だった。

8月1日(火)晴れ 風があった。
4:10目が覚める。みんなかたまって寝ているので身動きがとれず、目を開けて一時横たわる。
4:40起床。人が通り始めたのでみんな起きだす。すがすがしい朝だ。
6:05武蔵のコル出発。中野先輩が、剣山荘の上のガレ場あたりに来ていたのが嬉しかった。本当にすがすがしい朝で、幸せな気分が溢れ出しそうだった。
7:05BC着。成瀬先輩、住ちゃんも心配して待っていた。あーみんなと来れてよかったよ。夏山。
沈澱になる。ご飯とかいっぱい食べた。寝た。2時か3時ごろ、男子テントでピンポンパンゲームをした。罰ゲームは、剣に礼してなんちゃって。九産大の人たちはなんか大人っぽい。その大学、その部で、カラーがある。すし太郎の食べ過ぎは気持ち悪いものなのですか?

8月2日(水)雨そして風
ガスっていた。沈澱決定。夢に鯛焼きが出てきた。男子テントから歌声が聞こえる。いいなあ。夕食の肉じゃが、醤油ないのでコンソメ味。昔読んだ絵本を思い出した。小ぐまのスープ。おいしかった。

8月3日(木)曇時々雨。そしてガス、風
またもや沈澱。沈澱が続くと、体がなまってきている気がする。にぼしピーナッツバナナはおいしい。チョコもおいしい。女子テントでいろいろ歌う。男子テントからも声が聞こえる。そう言えば、行きのJRの中でもちょっと歌ったなあ。小屋に行って葉書を出してくる。今日は朝からして11回もトイレに行った。ほぼ2時間おき。お茶飲み過ぎた。夜、住ちゃんとトイレに行ったとき、星が見えた。月も見えた。明日はいい天気なのだ!私は住ちゃんがはを磨くときの顔が好きです、あの目をつぶった顔。

8月4日(金)晴れ
3:30起床。
5:30出発。W原田、西村、鈴木、住、村岡。
7:40真砂沢ロッジ。
9:50「ムーミン谷」の見える展望台で休憩。どんどん下る。足下や身の回りに、草や木の緑がある。高度が下がると山の様子が全然違う。そして何と言ってもこの暑さ、一気に夏に戻ってきた。汗びっしょり。セミの声。きついのにふと楽しく楽になるときがあった。そんなときおばあちゃんを思い出した。おばあちゃんのおかげって気がした。黒部ダムは大きい!下から見上げる。
16:30黒部ダム。観光名所なんだ。久しぶりのガードレール。久しぶりの一般人。舗装された平らな地面。コンクリートってすごい!一番感激したのはトイレ!水洗だし、個室がたくさんあって、どこに入ろうか迷ってしまった。進み出して空を見ると、さら雲?が出ていた。一枚一枚剥がせそうな。
17:45ビバークの場所決まる。ベニヤ板あり。
椎茸飯おいしい。フリーズドライおいしいじゃないか。原田先輩と太郎君は、小学生からおにぎりや野菜をもらってきてくれたよ。星を見ながら就寝。

8月5日(土)晴れ
5:00起床。目を開けると木の緑が見える。気持ちいい朝。うぐいすの声が目覚まし。鳩の声もする。「らーべん」おいしかった。餅も固めで。近くのキャンプ場。子供たちのところで芋粥を食べさせてもらった。
8:10出発。ちょっと小雨が降った。でも大丈夫。どんどん登る。暑い。途中で久しぶりに雪渓に出会う。冷たくって涼しくって嬉しかった。雪は食べちゃ駄目なんだけど雪解け水を飲んだ。手にすくって。手がきーんとしたよ。最高においしかったよ。東一ノ越がもうすぐというときに会った男の人は、ちょっと井上先輩に似ていた。声や身なり、そしてさっぱりしたところ。
11:25東一ノ越。上はやっぱり寒い。
12:25一ノ越。すごい人・人・人!ここは観光地のようだ。
12:45一ノ越発。
13:30立山頂上着。人が多い多い。
14:20立山頂上発。内蔵行きとの分岐にて休憩。ずーっと白い中を下って楽しかった。暑くないし、下りだし、なんかウキウキしていた。雲の中を歩いているので、左ほおに水滴がついて気持ちよかった。汗の水滴とは全く違って、さわやか。
15:55別山頂上。のぼりはやっぱりきつい。硯ヶ池らしいが、雪が多くて硯に見えない。らしい。「よく見えるときは墨をすりたくなるくらいらしい」。見てみたいなあ。
16:30別山乗越。ここに来る途中、剣沢のテント場や我々のテントが見えるところがあって、すごく嬉しかった。
17:00BC着。帰ってきたよー。夕食の白ご飯と麻婆豆腐がすごくおいしかった。

8月6日(日)ガスのち晴れ
6:00起床。
コーヒーの香り。
9:05出発。
10:10長次郎谷の取り付き。
今日の長次郎谷はこの前(平蔵谷)より登りやすい。でもなんか体が疲れているよ。でもなんかいい気分。
13:25遭難碑着。ポカリスエットとタバコをお供えした。今までに、鹿大山岳部にもいろんな人がいたのだろうなあ。今からグリセードです。
17:30長次郎谷下り終える。グリセード、へたっぴだけどがんばった。さあ、剣沢大雪渓ののぼり返しだ。今までこの「通学路」を下ることはあったけれど、登り返すのは、そういえば初めてだった。これでやっと通学路だ。剣沢雪渓を振り返ってびっくりした。こんなに大きな雪渓だったのだ!まさに大雪渓!長次郎谷の出合から平蔵谷出合までは雪渓が急で、きつかった。でも一度止まると動けなくなりそうで、前を行く西村君に遅れぬよう着いていった。夕暮れだった。最後にこの雪渓を、下のほうから見ることができてよかった。平蔵谷を登るとき、この前苦労して登ったんだと思うと親しみがあったし、お別れと思うとちょっと寂しかった。BCの成瀬先輩が見えたときにはすごく嬉しかった。BC到着。W原田、西村、鈴木、住、村岡、無事帰還。夕食前、ビールで乾杯。もう最高の気分やった。釜飯はおいしいし、寒天パパもいい味。夜、春ちゃんの歓迎を受ける。なんて快適で楽しい夜だったんだろう。

8月7日(月)晴れ
5:30起床。朝食はフリーズドライの山菜ご飯。テントでのご飯は最後。いよいよ下山。下山ってのはすごいけど寂しい。
8:40出発。BC撤収!(二次用の道具は残っていますが)
9:45別山乗越。
11:20雷鳥沢。懐かしの。でも、テントも減っていたし、雪も減っていた。ここにテントを張ったのがずいぶん前のことに思える。地獄の横を一歩一歩進む。下界目指して。
12:15室堂。
13:35室堂発。いよいよ原田聖久さん、光一郎さんとお別れ。夏山合宿も終わりを迎えた。
14:20美女平。
14:40立山駅。あつかーもう!汗たらたら。汗。汗。山では欲しなかったけど、やっぱりかき氷や!夏は!
15:30立山発。富山地方鉄道。私のと同じザックの人がいた。使いこんであってかっこいい。
16:30富山駅着。ユニーでこまごましたものを買って、いざ行かん、観音湯!本当に気持ちよかった。みんなさっぱりした。特に太郎君の変化にびっくり。ちゃんと「さわやか」を飲んだよ、先輩。とんかつ屋の「たっちゃん」へ。あービールがおいしい。ノートが面白い。カツ丼食べて満腹。かき氷も食べに行きました。(村岡)


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