山行名 春山合宿北アルプス唐松岳・五竜岳
入山山域 北アルプス唐松岳・五竜岳
山行日 1997年3月15日(土)〜3月21日(金)
メンバー CL西村正也2 SL貝原洋平1 矢内英之1 中野渉5

行動記録

1997年3月15日(土)曇 部室(11:00)―西鹿児島駅(13:02)―宮崎港(19:15)
 今回は自分が竹竿を持つことになった。結構邪魔なものだ。荷物は冬に比べると軽い気がする。それだけ。

3月16日(日)曇 大阪南港(8:00)―名古屋着(12:31)―中津川(13:50)―松本(19:30)―白馬(22:50)
 電車で松本に向かう途中で突然電車が止まった。地震があったらしい。2時間ほど止まった。そして松本では石井スポーツがすでに閉まっていて、中野さんを残して他のものは白馬へ向かうのであった。

3月17日(月)晴れ時々曇 起床(7:45)―白馬駅発(13:55)―八方池山荘(15:40)
 中野さんが松本で買い物。結局、白馬駅を出発したのは13時過ぎで、ゴンドラとリフトをフルに活用して八方池山荘に着く。そのすぐ上にテントを張る。高校生のスキー集団が八方尾根を下っていた。(貝原)

3月18日(火)快晴 起床(3:00)―出発(5:15)―丸山ケルン(8:15)―唐松山荘(10:00)―唐松岳山頂(10:30)―唐松山荘(10:50)―雪洞完成(15:15)
 昨日は実質的に行動30分程度だったので、今日はやるぞと張り切る。八方尾根は、だだっ広い尾根だがトレースがついているので楽々だった。唐松山荘に荷物を置いて山頂を往復する。山荘の吹き溜まりに雪洞を掘る。少し狭いが雪が締まっているので快適だ。これぞ雪の御殿という感じだった。ただろうそくを持ってこなかったことを悔やんだ。ガスランタンでは雰囲気が今一つだった。やはり雪洞には、ろうそくだと思った。

3月19日(水)地吹雪のち晴れ 沈澱
 朝トイレに行こうとツェルトをとると吹き溜まりで入口が完全に雪に埋められていた。なんとかスコップで外まで掘り進んだが、外は地吹雪のため目も開けていられない。仕方なく日が昇るまで待機。夜が明けて入口の除雪をしてから入口を風の来ない方向へ変える。ついでにキジ場も作った。昼頃になると風もおさまって剣がきれいな姿を見せていた。

3月20日(木)快晴 起床(3:00)―出発(5:30)―最低鞍部(8:30)―白岳(10:30)―五竜山荘(10:35)
 昨日とうって変わって風が弱いがさすがに稜線はきつい。昨日行っていたらどうなっていただろう。牛首岳の下りから嫌らしい鎖場が続く。フルボッカでアイゼンをつけての鎖場は気持ちいいものではないが慎重に進む。捨て縄を見つけたあたりから道がわからなくなる。やばくなったら懸垂下降すればいいやということで上の稜線に出る。ここで雪壁を登るのにザイルを使用する。手際が悪いので1時間ロスする。ここを下れば岩場もなくなって順調に進む。時間が遅くなったので五竜岳アタックは明日にして、五竜山荘裏にブロックをたくさん積んでテントを張る。

3月21日(金)快晴 起床(3:00)―出発(4:50)―五竜岳山頂(6:15)―五竜山荘着(7:40)―五竜山荘発(8:30)―西遠見(9:20)―地蔵の頭(12:20)―神城駅(13:05)
 朝、まだ暗い中テントを張ったまま出発する。北西の空にヘール・ボップ彗星が輝いていた。朝早いため雪の状態もよく、楽に登る。最後は、岩の方へ行かず右の雪壁を登れば、あっという間に山頂に着いた。五竜岳の山頂から見た剣岳は一際きれいだった。下りも一部雪が腐っていたところを除いて問題なかった。白岳の雪庇はとても大きく急いで下っていった。西遠見から下山モードに入りダッシュするように遠見尾根を下っていった。スキーヤーのつめたい視線が気になったが、やさしく声をかけてくれる人もいた。下山したら充実感と比例して疲れがどっと出た。(矢内)

感想
CL西村正也 農学部2年
 まだまだ未熟者の私が初めて春山でリーダーをやらせてもらいました。一年のときに遠見尾根の途中で敗退してしまったことがあるので、今回は絶対五竜岳を登ってやろうと思っていました。冬山前の時点で春山へ行こうという人がいなくて、内心がっかりしていました。私が春山の構想を打ち出したとき、一年生の貝原、矢内が賛同してくれ、さらに中野さんが加わってくれることになりました。春山はとても天気がよくて、予定通りのコースを踏破することができました。天気が良すぎて意外にあっけなく念願の五竜岳の頂上に着いてしまった。春山では雪洞を掘ったり、雪上での生活技術を一通り体験することができました。また、地吹雪のなか外で作業していた一年生の根性には驚かされたし、彼らにとってこの合宿はいい経験になったと思う。また来年も雪洞を掘りに後立山に行きたい。

SL貝原洋平 農学部1年
 天気が良くて、夜は鼻が痛くて、顔が熱かった。サングラスが壊れてイライラしたりして道具の管理がずさんだったと思った。壊れて初めてわかった。雪洞を掘るときも最初は指示があるまで何もわからなくてオドオドしていた。春山ではいろいろ勉強することがあった。中野さんから雪の層について習ったとき改めて認識させられることが多かった。

矢内英之 農学部1年
 天気に恵まれていたこともあってとても快適な山行でした。ラッセルがなかったのは残念でもあり、ホッとしました。雪のべったり着いた山を見るたびにオーッ、オーッと思わず口走ってしまうほど素晴らしかったです。でも息が上がってしまったりして体力的なことやハーネスの装着でもたもたしたりして行動的な面でテキパキしなければならないところでもたもたしていたのが情けなかった。気象を受け持って付け焼刃的に観天望気もやってみたが所詮駄目だった。勉強が足りなかった。今期は目標を絞って一つ一つそれをクリアしてきちんと身に着けていこう。

中野渉 工学部4年
 今回の合宿では自分はコーチとしての参加したが、一応の役割は果たしたと思う。合宿自体は順調に行ったが問題がなかったわけではない。これらの問題点を改め今後の合宿につなげていかなければならない。


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