山行名 新歓合宿 屋久島縦走
入山山域 屋久島 淀川〜宮之浦岳〜永田岳〜永田
山行日 1996年5月3日(金)〜5月6日(月)
メンバー

CL原田光一郎3 SL鈴木太郎2 村岡千恵子2 大谷詔2 天野稔1 貝原洋平1 澤重陽1 樋口剛1 江口佐智子1


行動記録

1996年5月3日(金)
 早朝の出来事。SLはあせっていた。「下痢だ」「体に力が入らない」「遅刻しとる」あせりまくって部室に向かった。6分遅刻したが、なんてことだ、一年生しかいないぞ!そのうちぼちぼち上の人も来だした。しかし、村岡さんだけが一向に来ん。6時40分ごろ電話してみた。「寝てた」って、あんた6時集合やで!とりあえず全員集合し、市電でフェリー乗り場へ。
 北埠頭での出来事。フェリー乗り場の建物の中に原田光一郎、大谷、鈴木、村岡、天野、江口、貝原、澤重、樋口の9人。人が多い。三穂野先生とお会いした。久留米大WVの女の子を見ていたら、何者かに頭を打たれた。「うわ!」ふりかえると中野先輩の笑顔がそこにあった。皆フェリーの甲板にたち、中野先輩に手を振りまくる。そしてフェリーは屋久島に向け動き出した。
 フェリーでの出来事。10:52ただいま佐多岬を通過したところで、今から揺れるらしい。おー、確かに揺れだした。SLは感じた「士気が低い」いつもならトランプなどをするのに、今回はみんな眠っているではないか。しかしSLはトランプがあまり好きではない。この状態がいいのだ。正露丸のおかげで腹の調子がよくなってきた。昼頃、屋久島に到着した。
 屋久杉ランド行きのバスの中で。眠っていた。よって周囲の状態はよく分からないが、ヤクザルが進路妨害した気がした。光一郎先輩が言った。「今日は林道終点までだな。」
 屋久杉ランドで茶を飲み、歩き出した9人(時間わからず)。大谷先輩が聖久先輩に借りたザックが調子悪くて難儀する。「太郎さんより村岡さんが先頭を行くほうが歩きやすい」と言う意見にSLあせる。紀元杉で写真。そして林道終点に辿り着き、テントを2張り張った。(時間わからず)
 林道での出来事。リーダーテント(原田光一郎、村岡、江口、澤重、樋口)、サブリーダーテント(大谷、鈴木、天野、貝原)すき焼きを作ってみんなで食う。おいしかった。警察も食いたそうだった。そして就寝。大谷、天野、貝原のゲタゲタ笑いが山々にこだました。暑い夜だった。(鈴木)

5月4日(土)曇のち雨
 4:00起床 昨日ラジオで「曇のち雨、午後からところにより一時雨」との予報のため、午前中で頂上を越えることにする。全員体調良好。
6:00林道終点出発
6:40淀川小屋 各自、水筒に水を入れる。(終点では出水が少なすぎるため)太郎、腹の調子を悪くする。雨がポツポツ降り出す。
8:25花之江河着 雨が強くなり始めたため、途中、小花之江河で一部カッパを着る。当地で全員着用。
9:35投石平着 雨が少々弱くなる。
10:40休憩 あと頂上までわずか。
11:11宮之浦岳着 とても寒く、風も強くなる(体が振られるくらい)。大谷君が膝を壊したとのこと。このペースを保てるのか少々不安。
11:45山頂発
12:45休憩 とても寒くスピードを大谷君のペースに合わせたため、1km歩くのに1時間もかかるようになる。全員カッパの帽子をつけさせる(頭から熱を奪われるのを防ぐため)。風が強く、雨が横殴りに降る。1,2年生は全員気合が入っている。大谷君がんばれ。
13:10永田岳通過 スピードは依然として遅い。1年生の足取りはしっかりしていたが、あまりの寒さと強風で、いつかバテはしないかと心配。
15:45鹿之沢小屋着 鹿大ワンゲルと宮之浦岳まで競り合っていたが、その彼らに鹿之沢小屋で合流。彼らは午後2時ごろ、到着したらしい。とにかくみんながんばった。誰一人、愚痴を言わなかったのは偉い。自分自身、大谷氏のペースに不安を覚える。明日は大丈夫だろうか?(原田光一郎)

5月5日(日)曇
4:00起床
6:35鹿之沢小屋発 曇っていたけれど雨が降らないのは素晴らしい。雨風は今日でこりごり。後からは、時々太陽の光も感じられた。歩いていると、楽しいなあって思いがこみ上げてくる。雨あがりの苔が好きだった。
17:25二組に分かれる。あの「声かけ」や笛が実際に役に立つことが分かって感動した。声をかけあいながら進む。夕日が気持ちよかった。途中、木々の間から、麓の田んぼや町や海が見えた。
19:00笛も声も全然聞こえないのでその場にとどまる。暗くなってきたためヘッドランプを装着。みんなよく歩いたよ。
19:25合流。
19:40歩き始めるが、暗くて道が分からないため、テントを張ることに決定。
20:00テントを張る。夕食は麻婆春雨と海藻サラダ。夜の山の中でみんなで食事ができるなんて、普通なかなかないよなあ。山岳部でよかった。合宿に参加できてよかった、と思った。
22:00就寝。怪しい笑いを聞きながらいつのまにか夢の中へ。(村岡)

5月6日(月)晴れ
5:00起床 気持ちいい朝。いい夢を見ていたようだ。昨日は暗くて分からなかったけれど、いい場所にテントを張っていたんだ。クワズイモの葉がたくさん。ヘゴも見ることができた。
7:12出発
7:20林道に出る。水で顔を洗う。生きかえるよ。
7:45人に出会う。朝の挨拶を交わす。すがすがしい。よもぎ、どくだみ。山をおりたんだ。
8:05永田橋着。記念撮影。
8:20中野先輩に下山報告の電話。なんだかうれしくなります。
9:15宮之浦港行きのバス出発。こんなに晴れて気持ちのよい朝にバスに揺られているなんて。昨日のうちに宮之浦まで行っていなくてよかったと思った。やっぱり晴れの日はいいね。何もかもキラキラしている。海、山、人。きれいな砂浜に北九州大サイクリング部の人達がいた。
9:45宮之浦港着。フェリーの手続きを済ませ、皆、店の方へ出かけていく。草原(くさはら)で寝っころがったり手紙を書いたり。風が気持ちよかった。
12:25フェリー乗り場あたりで、米沢先生と「屋久島の山岳」の著者の太田さんとにお会いする。
13:10フェリーに乗り込む。三穂野さんにもお目にかかる。
13:25出航 思い起こすとすごく楽しかった。合宿。やっぱり外に出て行くのはいいものです。
16:50いつのまにか桜島が見えてきた。「帰ってきたよー」と心の中でつぶやく。
17:15北埠頭着。ワンゲルの方が「大将来てるよ」と。港には、原田先輩、井上先輩、西村君の姿。夕日も差して。なんて幸せなんだろう。船をおりてみんなで記念撮影。満たされた気分で部室へと向かった。夏の夕暮れのようだった。(村岡)

感想
天野稔 水産学部1年
 大きく重たいザックを初めて背負い、愛知から遠く離れた屋久島の山を登ったことを今ごろ驚いています。私はまだ屋久島の一部しか見ていません。山は季節や天候などで全く異なります。私はこれから多くの山の様々な面を見ていきたいと思っています。

江口佐智子 農学部1年
 今回初めて屋久島の山に行きました。天候にあまり恵まれず、きついこともありましたがそれ以上に楽しいことの多い充実した日々を過ごせたと思います。生きているって素晴らしいと感じる山行でございました。以上。

貝原洋平 農学部1年
 屋久島に行っても、帰ってきてもまだ全然落ち着きない日々が続いています。夜寝るときも朝起きてもなんだかあせってばかり。しっかり地に足をつけて周りが見渡せるようになりたいです。

澤重陽 水産学部1年
 初めての登山となる屋久島は、とてもきつく大変だった。しかし、みんなの力のおかげで苦しかったことも楽しく感じられる4日間でした。

樋口剛 工学部1年
 ゴールデンウィーク中、屋久島へ行き、いろいろ体験をした。1日目は面白かったけど、2日目は、横雨で最悪だった。3日目は、14時間歩き、2日目ほどつらくはなかったが、きつかった。話は変わるが、今度個人のテントを買おうと思っている。今後も、いろいろなところへ行きたいと思っている。

鈴木太郎 農学部2年
 はじめてSL(蒸気機関車)を努めさせてもらった。そしたらもう大変だった。しかし今までずっと傍観者的立場だった自分には大変な刺激で、脳ミソを精一杯使った。刺激が強すぎて、帰ってから胃薬を3日間飲み続けた自分はSL合格。

村岡千恵子 法文学部2年
 山にいると、普段持っている悩みも忘れがちだし、いい景色に出会って幸せになれる。歩くので体は動かしているし。山では、身体的にも精神的にも充実していられる。集団行動は得意ではないけれど山での共同生活は楽しい(食事は最高)。今回も楽しく合宿を終えることができた。ありがとうございます。目標は日々の生活を充実させること。緑の風が吹くように。

大谷詔 教育学部3年
 今度の合宿は初めての団体行動であった。屋久島は一筋縄で行かないことを知った。何度も行けば屋久島の新しい魅力に触れることもできるでしょう。体力を向上させることができればもっと屋久島は楽しいでしょう。1年計画ぐらいで他の山にも登ろうと思います。

原田光一郎 教育学部3年
 今回の合宿ではチーフリーダーをやらせていただきました。雨は横降り、故障者はでるわで、初リーダーとしてはドキドキでした。みんな!やっぱりチームワークだね。


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