山行名 冬山合宿八ヶ岳
入山山域 八ヶ岳
山行日 1996年12月22日(日)〜12月29日(日)
メンバー CL井上龍一郎3 SL原田光一郎3 西村正也2 貝原洋平1 矢内英之1 中野渉5

行動記録

1996年12月22日(日)曇 西鹿児島駅発(19:00)―
 高速夜行バスは、予想より快適だったが、やはり暑苦しかった。
12月23日(月)晴れ 大阪着(6:35)―大阪発(7:16)―茅野着(18:30)
 松本で足りない個人装備や明日の晩飯の食材を買う。明日のためにケーキも買う。茅野駅の切符売り場はストーブがあってあったかそうだったが寝るには騒がしそうなので渡り廊下で寝ることにする。

12月24日(火)晴れ 起床(4:00)―出発(6:00)―美濃戸着(7:00)―美濃戸発(7:20)―行者小屋(BC)(12:15)
 朝食のラーメンをとってレモネードを作り荷作りしてバスに乗り込む。我々以外は誰もおらず貸切バスだった。美濃戸で準備体操をしてえっちらおっちらと行者小屋を目指す。歩いて10分ほどで阿弥陀岳が見えた。南沢沿いをゆるやかに登り平坦な道を2ピッチほど歩いて行者小屋に着く。まだ2,3張りぐらいしかテントは張ってなかった。テン場代を払ってテントを張り、荷物を整理して中に入る。夜は鍋だったが今一つだった。ケーキはとてもおいしかった。

12月25日(水)晴れ 文三郎道より赤岳往復 起床(4:00)―出発(6:55)―赤岳山頂(9:00)―BC(10:50)
 朝ゴタゴタして出発。途中でアイゼンを着けてサクサク進む。赤岳と中岳の分岐点からは雪も少なく岩が露出しているところもあり、歩きにくかったがすぐ山頂に着く。山頂からの眺めは非常に良く南アルプス、中央アルプス、北アルプスの山容がずらりと眺められた。山頂は、風が強いので寒く山頂小屋の方へ行き小屋の人に入れてもらう。一時したらもと来た道を逆戻りして行者小屋に着く。(矢内)

12月26日(木)快晴 起床(4:00)―出発(7:00)―中岳コルの分岐(7:50)―阿弥陀岳山頂(8:50)―赤岳山頂(11:30)―地蔵ノ頭(12:00)―BC着―中野さん到着(20:30)
 早朝赤岳のほうにも、阿弥陀岳のほうにもガスがかかっていたが、準備とともに徐々に晴れていった。中岳のコルに出るまではずっと沢沿いに進んでいき、どうも中岳道とは違っていたらしい。阿弥陀岳山頂ではすっかり快晴で富士山もばっちり、北アルプスもはっきり見えた。朝までガスっていたのが本当に嘘のようで、これこそ嘘のような出来事だと思った。稜線沿いに赤岳へ辿るとき、いくつかの大学パーティとすれ違い、老夫婦が赤岳へ寄り添うように登っていたのが印象的であった。

12月27日(金)快晴 赤岳鉱泉周辺で雪訓 起床(6:00)―出発(8:15)―赤岳鉱泉(8:45)―BC(13:00)
 中野さんがウトウトしていたころにやってきた昨日から一日明けて、本日は赤岳鉱泉まで移動して、ザイルワークを中心にワカンを脇役に雪訓。今まで、ただの鉄の塊だったスノーバーやスノープルーフでの支点の作り方などを中野さんから教わった。今日も晴れた。

12月28日(土)ガス風強し 起床(4:00)―出発(6:45)―赤岳鉱泉(7:15)―硫黄岳山頂(9:45)―夏沢峠(11:20)
 曇気味の天気の中、テントを撤収して、縦走へと旅立った。硫黄岳の稜線に出るまでひたすら登りが続き、上に行くにつれて風が強まる。稜線に出るとガスと強風で分岐の看板のほかは真っ白。山頂を目指して歩き出すと、以外にたくさんの人とすれ違った。視界が効かないからそう感じたのかもしれない。山頂はだだっ広くて、確かに迷いそうであったが、風に吹かれながらゆるやかな下りをひたすら下っていった。樹林帯に入ると夏沢峠はすぐで、合宿始まってはじめて雪から水を作って、防風ブロックを積み上げた。雪がサラサラでテントは張りにくかった。竹ペグも効いてはくれぬ。

12月29日(日)快晴 起床(4:00)―出発(7:00)―東天狗岳(8:30)―黒百合ヒュッテ(9:30)―渋ノ湯(12:00)
 樹林帯を抜けるとそこはガレの世界だった。根石岳も東天狗岳も雪がほとんどついてなくて、アイゼンに雪が挟まったりした。東天狗岳からはさすがに人が多くなってきた。その人たちもおばちゃんや軽装の人々。黒百合ヒュッテは純和風の山小屋という感じがした。渋ノ湯まではトレースがこれでもかといくぐらいについていて滑りやすかったが、やはり下山となると足が自然に早まるのであった。(貝原)

感想
CL井上龍一郎 水産学部3年
 行く前から風邪を引いていて最終日の縦走では体がだるくて疲れた。下山してから腰が痛くなってしまった。雪が少なくて楽すぎてあまりいい山行とは言えなかった。少し悔しかった。

西村正也 農学部2年
 八ヶ岳は雪が少なくて駄目だった。雪崩の危険はほとんどなかったが、次に雪崩の危険がある山に入ったときが怖いと思った。今一つ緊張感にかける合宿だったので、油断して風邪を引いてしまった。5年ぶりに37℃をこえる熱を出した。頭がフラフラで硫黄岳のてっぺんで強風に吹かれたときは死ぬかと思った。最後に俺のザックにカスタネットを入れた奴。いつか復讐してやる、覚えてやがれ。山へ行く前には、ザックの中を再点検しよう。入れた覚えのない植物図鑑が入っているかもしれない。

貝原洋平 農学部1年
 初めての雪山でドキドキすることがたくさんあった。阿弥陀岳からの眺めは文句のつけようがなかった。せっかく原田さんから目出帽を借りたのに、中野さんから山行中、目出帽を借りてしまったのは中野さんに申し訳なく、原田さんにもっと申し訳なかった。

矢内英之 農学部1年
 同じくはじめて雪山へ行く前からドキドキしていました。水筒をほっぽらかして凍らせてしまったり、スパッツと雨具を破いたり、雨具を焦がしたりしました。山頂からの眺望は素晴らしかった。横岳へは雪のため行けなくて残念だった。

中野渉 工学部4年
 入山予定の時間が遅れひどい目に遭い、また他のメンバーにいろいろ迷惑をかけてしまった。今回は自分としては物足りない気もしたが一年生にとっては入門用の雪山としていい山だと思う。また自分にとっても別の意味でいい経験になった。


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