山行名 冬山合宿
入山山域 北アルプス爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳
山行日 1997年12月23日(火)〜12月30日(火)
メンバー CL西村正也3 SL矢内英之2 松本俊介1

行動記録

1997年12月23日(火)晴れ 西鹿児島発(13:02)―宮崎着(15:40)―宮崎発(17:47)―宮崎港発(19:00)
 駅まで米沢先生の車で送ってもらう。商店街で草履を買って帰ってくると松本ザックの中に誰かが勝手に変な差し入れを入れてたらしいふくらみを見つけたが何も言わず黙認した。フェリーはえらく揺れた。

12月24日(水)晴れ 大阪南港(8:00)―大阪駅着(9:10)―大阪駅発(9:34)―信濃大町駅着(20:21)
 フェリーの到着が遅れたが予定通りの新快速に乗れた。松本で恒例のハンバーガーを食べて不足品を買い足す。松本の町の中はルーズソックスの高校生だらけだった。夜は大町駅の改札口のところで寝た。

12月25日(木)快晴 起床(4:30)―出発(5:15)―鹿島山荘(6:00)―JP(10:00)―C1着(10:20)―C1発(11:20)―デポ地(12:10)―C1着(15:10)
 昨日予約しておいたタクシーに乗り鹿島山荘に行き、登山届を提出して出発。宇都宮大と名古屋市立大と一緒だった。最初は雪がなく落ち葉を踏みしめながら登る。一時間ほど登ってあまりに荷が重いので一部をデポする。C1まで雪が少なかったがそれほどまで藪に困らせられることなくついた。予定ではP2までだったが、荷揚げが1回でできなかったのでJPにテントを張る。矢内と松本がデポ回収に戻る。西村は水作り。夕食の肉はえらくおいしかった。

12月26日(金)快晴 起床(4:00)―出発(6:15)―P3(7:45)―P1(11:00)―爺ヶ岳中央峰着(11:45)―爺ヶ岳中央峰発(12:15)―C1(14:10)
 C1からP3、P2のナイフリッジがよく見える。P3までは思ったより長かった。積雪は多くて50センチくらい。P3までは藪がうるさい。P2のナイフリッジには残置フィックスがあったので使わせてもらう。P1までテント場が豊富にあるがP3を過ぎたあたりから樹林がなくなるので風をもろに受けるであろう。予定では冷池山荘まで行って荷物をデポして帰ってきたかったが、時間的に苦しいので今日は爺ヶ岳中央峰の頂上に荷物をデポする。差し入れの機関車トーマスのおもちゃの素晴らしい写真を撮る。下りはえらく長かった。南に雲が広がっているので明日は雪だろうか。(矢内)

12月27日(土)雪のち晴れ 起床(4:30)―出発(7:15)―P3(C2設営)(9:30)
 P3は思ったより遠く感じた。時間的に余裕があるので雪上訓練を行う。ワカンでテントの周辺を歩き回った。

12月28日(日)雪 起床(4:30)―出発(6:15)―P2(7:30)―P1(8:30)―爺ヶ岳中央峰(デポ回収)(10:10)―赤岩の頭(11:30)―冷池山荘(11:55)
 他のパーティと交互にラッセルした。爺ヶ岳中央峰までは順調に進んだが、稜線上は風が強く視界も悪く松本もバテていて不安になった。しかし、おじさんたちが先頭を行ってくれたのでありがたくついていく。冷池山荘に着いてホッとし、山荘のそばにテントを張った。

12月29日(月)快晴 起床(4:00)―出発(6:15)―布引岳(7:30)―鹿島槍ヶ岳着(8:30)―鹿島槍ヶ岳発(8:50)―冷池山荘着(9:50)―冷池山荘発(11:30)―赤岩の頭(11:55)―高千穂平(13:10)
 風が強いがしっかりと晴れていた。眺めがよく、剣、富士山が丸見え。南峰に到着。北峰への道は険しく危険そうなので、話し合って中止を決定した。景色を堪能して冷池山荘に戻る。テントを撤収して赤岩尾根を下る。赤岩尾根の下りは傾斜が急でビビる。雪が少ないので夏道伝いにトラバースしている人が多かったが、雪崩が怖いので尾根通しに下った。恥も外見もなく逆向きになって下った。一気に下まで下ってしまおうと思ったが、高千穂平でつかれてテントを張ってしまう。

12月30日(火)雪 起床(5:00)―出発(7:50)―西俣出合(9:25)―大谷原(10:25)
 下山だ下山だ!ベタ雪が降っていた。順調に下る。タクシー、カモーン!(松本)

感想
CL西村正也 農学部3年
 爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳は何回も他の山から見ていたので、登ってみたい山だった。素晴らしい天気の日に両ピークに立てて本当によかった。さて今回の合宿は次の春山合宿の剣岳早月尾根を睨んでさまざまなことをチェックしておく目的があった。アイゼン歩行、雪上テント生活などをたくさん経験できたのはよかった。また荷物が無駄に重かったおかげで極地法の練習もできた。現代の装備が軽量で荷揚げの必要がなくなった今では極地法で行ったり来たりする登山形態はあまり意味がなくなったのかもしれない。しかし、我が鹿児島大学は雪に接する機会が非常に少ない。その点、極地法で行ったり来たりして一日でも多く雪に接して雪に慣れる事は雪山に慣れるための有効な手段だと思う。今年は、雪が少なく雪洞が掘れなかったのが、残念だった。春は剣で雪洞を掘りまくってやる。

SL矢内英之 農学部2年
 今回の合宿は天気に恵まれ一日の沈澱もなく行動したが雪が少なくあっけなく終わってしまった。爺ヶ岳のピークや鹿島槍ヶ岳のピークに快晴で立てたことはよかった。山の名前も縦走で覚えていたのであれやこれやと探すのは楽しいもんであった。しかし自身に見れば反省の多かった合宿でもあった。松本に間違った張り綱のつけ方や竹ペグの埋め方を教えたりしたことなどは、私の知識と勉強不足の現われであった。また、赤岩尾根の下りでは去年同様スパッツをアイゼンに引っ掛けて転んでしまった。春山には今まで以上に気を引き締めて臨みたい。

松本俊介 農学部2年
 天気がよくて、気分もハレバレ充実した日々だった。よい年がおくれた。機関車トーマスとの友情も芽生えました。


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