山行名 夏山定着合宿(北アルプス剣沢)
入山山域 北アルプス剣岳
山行日 1998年7月23日(木)〜8月4日(日)
メンバー CL矢内英之3 SL松本俊介2 江口佐智子3 香川浩士1 矢木貞光1 村岡千恵子4 大谷詔4 西村正也4

行動記録

1998年7月23日(木)晴れ 西鹿児島発(13:02)―宮崎着(15:30)―宮崎港発(19:10)
 西駅で原田光一郎さんと鈴木太郎さんの見送りを受けて出発する。米沢先生からは焼豚のさし入れ、光一郎さんからは西瓜をいただく。甘くておいしかった。JR宮崎駅で富山までの食糧を買った。トマトやバナナなどの果物がよかった。

7月24日(金)曇 大阪南港着(7:30)―大阪駅(8:50)―富山駅着(20:15)
 今日は大都会、大阪を通って富山に到着する日だ。大阪駅に着くまで乗った地下鉄では、朝だったけどラッシュに会わずにすんだ。大阪の石井スポーツで、装備を買い富山に向かう。途中の近江塩津という駅は田舎風のたたずまいがあり、いい感じだった。富山駅に着くと、私たちと同じような大きなザックを構内の柱に立てかけている光景を見る。ここは登山者にやさしい富山駅だ。夜、皆でマクドナルドハンバーガーに行き、レタペパバーガーを食す。矢内さんが7個頼んだのには皆驚いたが、それは明日の分もあったのを聞き納得する。

7月25日(土)晴れ 富山駅発(5:41)―室堂着(8:30)―剣御前小屋(12:05)―剣沢(12:45)
 朝、生暖かい気配の富山駅構内で目覚める。富山地方鉄道に乗ってきたアルプス方面に向かう。晴天だ。立山からケーブルカーで美女平そして室堂へ。生まれてはじめて見る北アルプスの景観は素晴らしいの一言に尽きる。室堂はかなり涼しい。人の多さに驚きつつも出発だ。別山乗越までの登りは苦しかった。何回か休憩を入れつつ剣御前小屋まで辿りつくと、剣の雄姿が見えた。そして剣沢キャンプ場に下っていった。

7月26日(日)霧雨のち晴れ 起床(3:00)―出発(4:45)―平蔵谷出合(6:00)―雪渓訓練(11:00)―平蔵谷出合(12:30)―BC(13:30)
 今日は雪訓の日だ。3時に起床し、平蔵谷へ雪上訓練をしに行く。今年は雪渓の雪が異常に少ないので雪を求めて平蔵谷に向かった。しかし雪渓の状態は悪く、多くの岩石があり、またS字雪渓の手前は氷化しており危険だったので結局平蔵谷を降りてその向かい側の斜面でキックステップ、滑落停止、アイゼン歩行をした。しかし斜面が緩すぎたので充分なものではなかった。
7月27日(月)晴れのち曇 起床(3:00)―出発(4:30)―別山雪渓(6:00)―BC(12:30)
 今日は昨日不十分だった雪訓をしに別山の雪渓に向かった。ここでは十分な訓練ができたと思う。また、雪訓を終えてBCに向かう途中「ホォーオ!」という猿叫のような声が聞こえてきて、それは今日合流してきた西村さんと江口さんだった。こうして8人になった僕たちは、ビールを飲んで合流を祝ったのだった。

7月28日(火)雨 沈澱
 今日は沈澱だ。天気の予測は、朝起きて剣が見えるかどうかを一つの目安とする。このやり方が古風で好きだ。テント内でトランプなどをして過ごす。テントは6天と4天を張っていたが、4天の西村さん、江口さん、矢木君は飲んだくれており、陽気な笑い声を発していた。沈澱の日は少し気分がだれるので、精神的に充実するような工夫が必要だと思う。6天のほうは、テントに入るとき、「屈強ですか!」と尋ねられ「屈強です!」と答え、「何食ッとるんだ!」と尋ねられると「にぼしです!」と答えるのが流行った。

7月29日(水)晴れのち曇 起床(3:00)―出発(4:30)―平蔵谷出合(5:10)―平蔵のコル(8:50)―剣岳頂上(9:15)―一服剣(11:15)―BC(12:05)
 平蔵谷から剣岳を目指す。本番という気持ちがして緊張気味に登り出す。雪渓はかなり氷化していて途中でアイゼンをつける。こんな中、矢内さんはアイゼンをつけずに登りきる。平蔵のコルに着いたら、やったぞという充実感があった。そして剣岳頂上へ、残念ながら景色はガスのために見ることができなかったがチャンスはまだある。次に期待してBCに戻る。難所といわれるカニのヨコバイは、西村さんが足の置き場を教えてくれたこともあり、割合楽に通過することができた。(香川)

7月30日(木)曇時々雨 沈澱
 天気予報は、あまりよくなく朝から雨模様。だらだらと停滞する。

7月31日(金)晴れのち雨 源治郎尾根縦走 起床(3:00)―出発(4:15)―源治郎尾根取り付き(5:15)―T峰(8:05)―U峰(8:45)―剣岳山頂(10:20)―前剣(11:20)―BC(12:35)
 取り付きのルンゼは予想通りガレガレで落石が怖い。一人ずつ関門を通過する。T峰からU峰まではすっきりとした岩稜で気持ちがよい。U峰下のアップザイレンで多少時間を取られ、その間にガスって雨が降り出した。頂上では何も見えず残念。山頂からは、一般道をBCまで普通に下っていった。

8月1日(土)曇時々晴れ 別山尾根(西村、矢内、大谷) 起床(3:00)―出発(4:40)―剣岳山頂(8:30)―BC(12:50)
 今日は、西村、矢内、大谷は、別山尾根(一般ルート)より剣岳を目指し、村岡、松本は奥大日岳へ遠足。江口、矢木、香川は、室堂、立山へ遠足と3パーティにわかれて行動した。剣隊は、大谷氏が最初の前剣の岩場でてこずっていたので、この先どうなるか不安だったが、難所では、必ず渋滞させながらも剣岳に登頂した。頂上で無線交信をしていると晴れてきて、特に後立山連峰がきれいだった。ヨコバイでも大谷氏は、ビビっていたが、なんとか無事にBCに辿りついた。(西村)

8月2日(日)雨 沈澱
 朝から風雨が強い。この際だ降れ降れ!トランプの友が集う。

8月3日(月)大雨 沈殿
 大雨、3時ごろすでに降っていくので寝る。腹減った。明日も前線の影響を受けそうだ。あさってには天気は回復するかもしれない。フィリピンに台風がぁー!おいらはドラマーさ!山口大にもらった西瓜が割れておったんじゃ。カブトムシも食せんほどドロドロ。数人口に入れて楽しんでいた。エスパーステントは浸水がひどいようです。

8月4日(日)雨 沈澱 松本、大谷、村岡下山 起床(4:30)―撤収(8:00)―出発(9:05)―別山乗越(9:35)―室堂(11:25)
 下山組みは進んで片付け荷造りをし始める。雨を喜んでおる。涙の別れが、「白夜」ような別れが「帰ってきたら結婚しよう」「まってるわ」そうして男たちは裏切ったのであった。室堂は宇宙人がいっぱい。(松本)


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