山行名 白神山地追良瀬川沢登り
入山山域 青森県白神山地追良瀬川ウズラ石沢源流
山行日 1999年8月18日(水)〜8月21日(土)
メンバー L西村正也5 大中健司1

行動記録

1999年8月18日(水)晴れ 東能代(5:48)―陸奥岩崎着(7:19)―陸奥岩崎発(9:15)―追良瀬堰堤発(10:30)―一の沢出合ビバーク(13:20)
 東能代駅に夜11時に待ち合わせた。沢登りと言ったのに釣りバカ大中は完全な釣りスタイルだった。バカたれ世界遺産の地域にそんな格好で行ったら捕まるぞ。釣り師と沢屋の奇妙な二人は朝一番の汽車に乗り込んだ。タクシーを呼んだらまだ準備ができてないから8時半まで待ってくれとのこと。タクシーは村に一台しかないのだ。盆のピーク時には毎日追良瀬堰堤まで往復したと言っていた。白神も年々登山者が増加しているらしい。同じく世界遺産の屋久島と同じ現状にある。営林署が入山規制でパトロールしているらしく見つかるとひどく怒られるらしい。それを聞いて大中はとってもびびる。入渓してすぐ大中は猛スピードで進む。そんなに長い竿を持って営林署に見つかったら一発で竿は没収だろう。釣りをしに来ている彼にはそんなことは許されない。しばらく行ってから釣りをする。大中はルアーで狙う。天気が良すぎて最初は駄目だったが、日が傾いたら面白いように釣れた。大きいイワナだけ頂くことにする。

8月19日(木)晴れ 起床(5:30)―出発(6:30)―二の沢出合(7:30)―三の沢出合(9:30)―ウズラ石沢出合(11:30)―ビバーク地着(12:00)
 面白いようにイワナが跳ね、泳ぎ回っている。木陰に十数匹の岩魚が群れていた。途中で東京から来た二人組に出会った以外は誰もいなかった。休憩の時間に大中はちょっと釣りに行くといってなかなか帰ってこないので、次の休みから私も釣ることにする。あまりにも釣れるので釣った魚はすべてリリースした。胎内川のときには考えられなかったことである。昼前にウズラ石沢の出合に着いて、二手に分かれて釣りに興じる。面白いように無数の小イワナが釣れた。さすが白神の沢、魚影は濃い。昨年泊まった所の下に絶好のビバークサイトがあったのでそこに泊まる。岩魚のみそ焼きは最高においしかった。

8月20日(金)曇 起床(6:00)―出発(7:15)―ウズラ石沢出合(7:30)―ビバークサイト(11:20)―出発(13:20)―白神岳山頂(17:05)―避難小屋着(17:30)
 本流を少し釣ってみたいということでウズラ石沢を下って本流を釣りながら二俣まで詰める。あまりに釣れ過ぎてやる気を失った西村を尻目に大中は釣りまくる。はじめて見るルアーに岩魚が群がるようによって来る姿は面白い。ルアーが着水するとともに飛びついてくる。岩魚の獲物に飛びつく本能とはすごいものだと感心する。二俣まで来ると水量は極端に少なくなってしまう。二俣から左右に別れて釣りに出たが、大きいのはもういなかった。さすがにえさの量も少ないのであろう。小さい岩魚しか釣れなかった。もう釣りはいいやということで、ビバーク地に戻る。昼飯は、豪華にイワナのみそ焼きとラーメン。明日まで天候が持たなそうだったので、今日中に一気に稜線に抜けることにする。急いでタープをたたんで出発する。滝がしばらく連続するが、まあ問題なし。ザイルも用なしだった。二俣を2回通過すると極端に水量も減って、これからは地形図の読図能力と日頃の行いの良し悪しがものをいう。昨年の反省をもとにあまり進路を北にとらないように注意しながら進んだ。最後のほうで昨年間違えたと思われる分岐点には左にきっちり踏み跡がついていた。どんどん上のほうへ行くと水が涸れ、笹の中を涸れ沢が続いていた。さすがに大中も元気がなくなって大分疲れてきたようだ。稜線の手前で西村が偵察に出る。木に登って周りを見渡したら北に白神岳の避難小屋がはっきり見えた。150bくらい離れているが、去年2時間もヤブこぎしたことを思うと近く感じた。まっすぐ北を目指して稜線をヤブこぎして行った。山頂に飛び出して遅れて来る大中を待つ。小屋は中が3階建てで面白い造りをしていた。東京の登山者としばし語らう。

8月21日(土)霧のち晴れ 起床(7:00)―出発(8:20)―林道終点(10:30)―国道(11:45)
 避難小屋は快適だった。昨日まで蚊の大群にうなされていたので、極楽だった。朝からガスで視界はなし。山頂からの日の出を見たかったのに。残念。写真を撮って小屋を後にする。土曜日とあって次から次へと登山者の列。世界遺産人気は健在です。大中は靴ずれが痛いようで下山なのにペースが上がらない。パトロール員の前では釣り竿を懸命に隠していた。林道終点にはたくさん車が止まっていて誰か乗せてくれそうだったが、登山者が下りてくるのを2時間も待つのは辛いので国道まで歩いてそこからヒッチハイクする。何の苦労もなしに不老不死温泉に着いた。


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