山行名 屋久島縦走
入山山域 永田〜永田岳〜宮之浦岳〜尾之間
山行日 1999年10月3日(日)〜10月6日(水)
メンバー CL藤尾紀子1 SL横山美輪1 
  野口みほ子1 原山愛1 長瀬万里1 
大谷詔5 GM西村正也5 
特別ゲスト西村一彦(西村の父)

行動記録

1999年10月3日(日)曇 鹿児島港発(8:45)―宮之浦港着(12:25)―永田発(13:40)―登山口着(13:55)―テント場着(16:20)
 秋山合宿初日。はじめて先頭を歩き気合が入りつつ、いきなり登山口を間違えて大恥をかいた。生まれて初めてのヒルとの出会いは、うじゃうじゃいすぎで感動も何もなくただ恐ろしかった。常にヒルにおびえながらの山歩きは妙に疲れて水呑沢手前でテントを張ることになる。真夜中、テントの周りをサルらしき動物がグルグル回っていて端っこに寝たのを後悔した。妙に怖い1日だった。(藤尾)

10月4日(月)曇 起床(4:30)―出発(6:00)―水呑沢(6:50)―岳の辻(9:20)―姥ヶ岩屋(11:22)―桃平(13:07)―桃平展望台(13:21)―鹿之沢小屋(14:39)
 今日は初めてのぐっさんと交代で先頭をするということでちょっと緊張した。赤いテープを途中で見失ったりした。休憩の時、西村さんの父,クワガタ発見。新種かと思っているがどうだろう。新種だったら名付け親になりてぇ。大きな木が倒れている所を巻こうとしたとき、なかなかテープが見つからずに西村さんに見つけてもらったのは参りました。姥ヶ岩屋はすごく大きくて驚きました。1回泊まってみたい。鹿之沢小屋のトイレは遠いけど、なんか思い出の場所っぽくて好きです。春は寒かったけど今回はそこまで寒くなかったです。シチューはのぐっさんがきのこを作ってくれて、いや、でも入っていたのは大谷さんのでちょっと羨ましかったです。でもおいしいのでいい。(原山)

10月5日(火)曇 起床(4:00)―鹿之沢小屋出発(6:00)―永田岳着(7:37)―宮之浦岳着(9:55)―投石平(12:30)―花之江河(13:40)―淀川小屋着(15:19)
 この日は,雨は降っていなかったが、カッパを着て出発。案の定、途中笹だらけの道ではかなりびしょ濡れになって腹立たしかったが、自分より高い笹をかき分けて行くのは快感だった。花之江河では景色というより人間の多さに目を奪われてしまった。淀川小屋までは木道が続き、途中の展望台でぼんやり眺めつつ、やっと淀川のきれいな小屋に着いた。私にとって初めてのことが多い1日だったので心臓の休まるときは一瞬たりともなかった。(長瀬)

【翁岳編】(西村、藤尾、野口)
宮之浦岳まで一緒―宮之浦岳発(10:10)―翁岳着―宮之浦岳組と合流(11:40)―後も一緒
 永田岳に着くまでと、宮之浦岳頂上に着くまで、笹が群生していて顔などにバチバチあたってムカついた。愛ちゃんや万里さんは、それが楽しそうだったのが一段と許せなかった。それでいっそうダレた。山頂でスケッチをしようにも、ガスってて真っ白。何も描かなくてよかった。
 翁岳では、西村さんが真の頂上に登って一人絶景を満喫していてずるかった。なんとか岩登りをして共に絶景を満喫しようと、紀子ちんと悪戦苦闘していたら、上のほうから神の声が聞こえて、頂上までの手ほどきをしてもらった。
 頂上までは、さほど苦労はなかったが、ロープをつたって登っていたら、ロープの先のさびたリングボルトを見てゾッとして腰がひけた。やはり絶景?ちょうどガスもなくなり晴れてきてすてきな景色を満喫。そして満足。
 西村さんは、これを独り占めしていたのかと少々悔しさを感じた。翁岳からの降りは登りよりも一段と怖かったが、またもや手ほどきを受け、安心して降りられた。
 そのまま神速で翁岳を下る西村さんを、スッ転びつつもなんとか追って行き、すぐに降りられた。そこで宮之浦組と合流する。翁岳を登れただけで満足した。「もういいや。」と思いつつ、林道を目指した。(野口)

10月6日(水)曇一時雨 起床(4:30)―出発(6:39)―鯛之川徒渉点(9:30)―乗越(10:40)―蛇之口滝分岐(14:35)―尾之間温泉(16:47)
 尾之間歩道は安房林道からノンキ岳くらいまでは花之江河から淀川までの道に似た感じで比較的歩き易かったが、後半は急な下りあり、石畳のような歩道ありといった感じで皆「イテェー」、「ヤダァー」、「コエェー」と連発しながらもそれぞれ楽しみながら歩いていた。海が見えたときは皆一様に感激していたけどそこから温泉まではとっても遠かった。足の裏の感覚がバカになり始めた頃温泉に着く。終バスの時間が迫っていたので楽しみにしていた風呂はバタバタだった。残念。太田五雄さんのお宅はとてもいい感じだった。女衆はそれぞれ太田さんの作品を買入。(横山)

感想
野口みほ子 法文学部1年
 今回は先頭を歩いたが、自分は先頭を歩くべきではないと思った。また、気象係ということもあり、天気図を毎日つけた。西村さんと天気図をつけると、自分の未熟さを痛感し、途中で放棄してしまう。しかし西村さんに現在地を確認したりしているうちに、結構地図の見方をマスターできた。尾之間はもういい、しつこい。もっと速く下りたかった。Iちんの「すげぇ」「うげぇ」「いてぇ」「こえぇ」の連発を西村パパは気に入っていたようだ。全体的に今回は充実していた。ヒルを次回は触れるようになって、処刑してやる。

原山愛 教育学部1年
 今回の秋山合宿は、1年、2年の独り立ちを目指して企画した。準備は、買い出しはまだ良かったが、不慣れな点が多く、なんか忙しい気分になった。でもなんとかいい感じになった。屋久島では、初めて先頭になって、先頭の楽しさも最初のうちはあったが、最終日になったときはくもの巣が多くて嫌な感じだった。でもくもにとってはうちらはやぜ人間であろう。ヒルはお腹とか首とか変な場所をかまれていてどっから忍び込んだのだろうと思いつつお腹のは自分でびちっと捨てた。いや成長したなと思った。尾之間歩道は長くてしつこかった。歩道じゃねいし遊歩道でもねぇ。でも温泉最高。気持ちいい。本当に楽しかった。いい。

藤尾紀子 法文学部1年
 初めて屋久島の山に入り、藪や沢や木々の自然の深さに圧倒されっぱなしでした。長時間の山歩きはさすがに疲れましたが、もののけ姫の世界のような沢に元気づけてもらっていました。永田岳、宮之浦岳、翁岳もそれぞれ印象深かったです。縦走は楽しいと心から思える秋山合宿でした。

長瀬万里 法文学部2年
 初めての合宿だったので不安と恐怖を抱きつつスタートした。最初から「こんな所登れるけ?」という場所ばかりでドギマギだったけどみんなについて行くことだけを考えてがんばった。初のテント生活では、一年生のテキパキとした行動に、終始感動しまくった。私の記憶は、なぜか頂上に着いたときのことはあまりないが、途中の景色ばかり覚えている。しかも断片的に…。それはきっと一度に与えられたものや、感じることなどが多すぎて、自分の頭で整理できなかったのだと思う。この秋山合宿を通して、自分の頭と心を無にすることを学んだ。頭にも心にも何もない状態であんなに何かをがんばっているという経験は初めてだった。いわゆる、貴重な体験というものを経験できた。山岳部の皆様、ありがとうございました。

横山美輪 法文学部1年
 屋久島の山を登るのは今回の合宿で2度目だったが、今回はいろんな意味で自分の成長を感じられた山行だったと思う。夏山を経験すればずいぶん違うと先輩方から聞いていたけど、自分の体でその言葉を実感できた。春に屋久島に来た時とはペースやメンバー内容の違いもあったという事も考えられるけど、山を登っているときも余裕を持てるようになったのは良いことだと思う。先頭を歩くことも何度かあって、ペースの速さや目印などに気をつけて歩くことも少しはコツがつかめたなと思う。

西村正也 農学部4年
 最近、私の山登りが自分の楽しみというより後輩の育成ということに移り変わってきている。現在の山岳部は女子部員が多くなった。今回の合宿など過半数が女性だった。人数が多いからといって安心してもいられない。自分達で魅力ある計画を企画し、実行できる最低限の力がなければ、山岳部は魅力を失い再び部員は減っていくだろう。
 今、果たして1年生がきちんと自分達の力で企画をして計画書を作り、準備をして行動できるのだろうか。地形図の読図ができ、天気図から気象予測ができるのか。とても細かいことだけど教えなければならないことがたくさんあった。
 夏山と今回の秋山で1年生も日々成長しているが、まだまだ技術、体力、経験とも不足していると思う。特に体力面では屋久島のあれぐらいの縦走だったら、あと1時間くらい早く行動を終わらせられないとこの先、厳しいと思う。
 最後に屋久島の太田五雄さんには何日も部員を泊めて頂いて、大変お世話になりました。どうもありがとうございました。
 太田さん宅で成田さんにもお世話になりました。この紙面を借りて感謝の意を表したいと思います。


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