屋久島縦走 楠川歩道〜湯泊歩道
CL香川浩士3 塩谷寿男1 福田仁1

8月10日 晴れのち雨
鹿児島港フェリー発(8:45)−宮之浦港フェリー着(12:30)−楠川林道発(14:30)−白谷山荘着(17:25)
 困ったことに台風が接近中である。そのため永田川沢登りを屋久島縦走に急きょ変更する。もう朝からバタバタである。鹿児島港では矢内さん、耕太郎さん、野口さん、まりさんからせんべつをもらう。
 感じたことは楠川林道は長かった。途中からは雨が降りだし急いでカッパを着用する。白谷山荘に到着すると先客がいて小屋の中はやりたいほうだい。少しは整理しろよと言いたかった。それからカレーを食べて欲を満たしジメジメした所で寝た。(塩谷)

8月11日 雨
起床(4:30)−白谷山荘発(6:05)−新高塚小屋(11:05)
 朝起きると雨。降り止む勢いもみせないのでカッパを着て出発する。そしてなによりこの日は人をよく見かけた。ウィルソン株や縄文杉など名所が多い場道だからだろう。縄文杉はかなりデケーと思った。この手でさわってみたかったがそれはできず少し残念。
 驚いたことに新高塚小屋ではねずみがでた。このねずみ小僧がコソコソと人のレーション2日分を食いちらかしたのはかなりキレた。せめてカロリーメイトだけには手をつけてほしくなかった。今度あったらねずみ野郎に渇をいれようと思う。(塩谷)

8月12日 雨 
新高塚小屋発(6:15)−宮之浦岳(8:45)−投石岩屋(9:55)−石塚小屋着(11:55)
 本日も雨であった。風も強かった。2日間の疲れも取れていなかった。「こんな日に稜線を行くのか?」と思った。朝、出発のときにヤクシカを見た。初日にも見たのだが、このあたりのヤクシカの方が人に慣れているような気がした。
 今まで雨や風を木が守ってくれていたのが、稜線は直接体にあたってくるようになった。風は一歩歩くたび体をゆらし、雨は足場を悪くしていく。しかし、何とか宮之浦岳まで登った。その風景は前に一度登ったときとは完全に別物に見えた。実際、別物だったかもしれない。周りの景色は、風によって支配され、視界が悪く周りの景色が見えなかった。そして、花之江河をへて、石塚小屋に到着。石塚小屋は私たち以外誰もこなかった。(福田)

8月12日 雨
石塚小屋発(6:10)−花之江河(7:10)−お兄さんの車に乗せてもらう)
 とうとう最終日だ。しかし雨はやまない。それどころか台風が一番接近している日だった。「こんな日を稜線じゃなくてよかった。」と思った。湯泊歩道を終われば終わりだ。しかし、降りても降りても終わらない。」昼前に大体の位置を確認したらまだ半分も行ってない。こんな時は、笑いたくなくても笑ってしまう。覚悟を決め降りる。やはり下りは怖い。体力とともに神経もすり減らす。やっと林道に出たと思ったら、急に雨が強くなって湯泊歩道の入り口に非難する。するとヤマヒルの大群に出会い林道に出る。みんなヤマヒルよりも雨のほうがいくらかましなようだ。さすがの動物愛好者の私も、ヤマヒルのようなキモイものはさすがに観察しようとはおもはなかった。そして林道を下っている途中、人のよさそうなお兄さんに車で温泉まで連れていってもらった。ありがとう、お兄さん。(福田)

雑感
教育学部3年 香川浩士
 今回の楠川→湯泊というノルマルな山行だった。台風接近の中の登山で全日雨だったが、1年生2人と結構なペースで進んでいたので充実していた。
 次の目標は永田川北尾根だ。待ってろよ。

農学部1年 塩谷寿男
 今回初めて屋久島に行きました。天気はあまり良くなかったけど、それはそれでよかったです。ヤクシカと会ったときはやる気もでたが、ヒルに会ったときはもういやになった。しかし屋久島はいいなと思った。今度また行きたいと強く思う。

工学部1年 福田仁
 今回で屋久島は2度目だった。最初に行ったときとは違い雨風に降られ、荒れ狂った中を縦走した。はっきり言って最悪の山行だった。「なぜ自分はここにいるのだろう?」と何度も自分に問い直した。唯一の救いはヤクシカに会えたことくらいだろう。次回はもっと晴れていそうな日に行きたい。