2001年度 夏山定着合宿

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山行名 20001年度夏山定着合宿
山域名 北アルプス剣岳周辺
山行日 2001年 8月3日(金)〜8月18日(土)
メンバー CL:久保耕太郎(3) SL:野口みほ子(3) SL:竹之内真人(3) 
渡部剛士(3) 原山愛(3) 横山美輪(3) 中馬佳子(2) 塩谷寿男(2) 
福田仁(2) 天本麻子(1) 新谷元信(1) 谷口大悟(1) 渡嘉敷唯史(1)
針原謙一(1) 山田寛子(1)
 香川浩士(4)
行動記録

8月3日(金)

部室出発12:30−西鹿児島駅発13:35−宮崎駅着16:16−宮崎駅発17:47−宮崎港着18:14−宮崎港発19:10 

 みんなに見送られ出発。ザックが軽い軽いと言われたがすごく重いと思った。電車に乗っている時、先のことを考えると帰りたくなりそうだったので何も考えずポケーっとしとくことにした。宮崎駅の近くの寿屋で夕食を調達し、港まではバスで移動。フェリーの甲板から海を見ながら話すのが楽しかった。明日目が覚めたらそこは大阪かと思うと不思議な感じがした。(山田)


8月4日(土)

大阪南港着7:31−大阪駅着8:50−大阪駅発12:00−長浜駅着13:30−長浜駅発15:05−富山駅着20:15

 ここは大阪という気分をいつ味わうのかどきどきしてたけど港からのバスの中でギューギューに押されてたらそんなことは忘れていた。その後も乗換えが多く、駅は大きくて難しいと思った。大阪駅に荷物をいったんおいてIBSに買い物に行く。店員さんが親切だった。駅で飛行機で来た原山さんと新谷くんと合流。電車の中ではトランプの大富豪が流行り、大悟くんと仁さんのやりとりが見ていて楽しかった。途中長浜で生鮮食品を買い出しする。富山駅に着いた頃にはもう暗かった。その後ぼてやんに行き、ほどよく食べたが香川さん達が食べてる特盛の厚さに驚いた。駅で寝るとき蚊に刺されるし暑いし、早く山に行きたいと、このとき初めて思った。(山田)


8月5日(日)

起床4:00―富山駅発5:40―<私電>―立山着6:34―<ケーブルカー>―美女平着7:10―<高原バス>―室堂着8:23室堂発9:35―<歩荷>―雷鳥沢着10:20

 今日は歩荷で雷鳥沢まで行った。室堂から下りの階段をひたすら歩いた。着いたらすぐにテントをはって、皆思い思いのことをしていた。香川さんとトカちゃんは奥大日に登りに行き、私もあとから追いかけた。頂上にはチングルマ(香川さんに教えてもらった)がいっぱい咲いていた。気持ちよくて眠くなる。今日横山さんが合流し、少しにぎやかになった。(天本)


8月6日(月)晴れ

起床3:00−雷鳥沢出発5:10−剣御前小屋7:20−剣沢BC9:30−雪訓(12:00〜16:00)−就寝19:00

 30kg以上の荷物をかついで出発。ゆっくりゆっくり剣沢BCまでの山道を歩いて行く。いっぱいいっぱいだ。近いところに雪渓がないため遠い所まで雪訓をしにいく。バケツを掘り,ピッケルストップをした。(新谷)


8月7日(火)雨

起床3:00−朝食3:30−夕食16:30−就寝19:00

 予定では雪訓だったが、雨で沈殿となった。小屋に行った。ヒマだった。(新谷)


8月8日(水) 

起床3:00−雪訓(5:00−14:00)−就寝19:30 

 雪訓では登山靴やアイゼンでの動きや雪上での支点作りなどをした。アイゼンなしのトラバースには雪渓に打ち込む力が弱く、やや苦労し、ピッケルストップは体で覚えるために何度も繰り返して滑った。大きなバケツを作っていたので安心して滑れたけど、何もない所で滑った時もすぐピッケルストップを出来る様にしたい。その日は雪渓にいた時間がとても長く、雪渓の上で飲む紅茶は旨かった。(渡嘉敷)


8月9日(木)  【沈殿日】
 沈はもう嫌だと思った。休みたくないのに休まないといけない(眠れるけど)。結局はテントの中だ。それでも、いくつか注意する事を覚えた。まず、1つ目に食事をつくっているテントの人が呼んでから、そのテントに行く。2つ目に雨具を着ている時はテントに入る前にフライの所で脱ぐ。(渡嘉敷)


8月10日(金)  【沈殿日】

 寝るばかりの沈から、トランプと寝るのどちらかに変わった。こんな日は何もしないと暇(時間が無駄)になるので、ザイルワークなどをして時間をつぶすのもいい方法と思った。この日は野口さんから鎖場でのやり方を習った。その後、剛士さんが到着した。次の日こそ、沈はしたくないと思った。(渡嘉敷)


8月11日(土)

起床2:30−出発4:20−別山5:25−富士の折立7:25−雄山8:15−件御前小屋10:55−就寝19:00

 久し振りに体を動かせて、気分が良かった。朝は天気が良かったものの前日、前々日の天気(沈)のため、立山遠足をした。自分も含めて、1年生は有意義な半沈を過ごせたと思う。1年生は先頭を経験して、自分の後ろに歩く人(2番目)のペースにあわせたり、ペンキ印を見ながら、道順通りに進む事を楽しみながら、出来たと思う。自分は所々で道をはずれながら、引き返して終えた。自分でペースをつくるのは難しかったけど、本当にいい経験になったと思う。その日の夜、塩谷さんが到着した。そして新鮮な食糧も来た。(渡嘉敷)


8月12日(日) 曇り時々雨時々晴れ  

起床2:30―朝食(もちキムチ雑炊)3:00―剣沢BC発4:20<熊の岩手前で引き返す>―剱沢BC着11:50 【半沈】

 朝(?)から何だかスッキリしない天気の中出発する。悪い予想ほどよく当たるもので,だんだん天気が崩れだした。なんとか慰霊碑までは行きたい気もするが,雨も降り始め,安全を優先して引き返す事にした。そのうえ,BCに帰り着くと天気が回復してたりして,天気に振り回された一日だった。(谷口)


8月13日(月) 晴れ後曇り  

起床2:30―朝食3:00―剱沢BC発4:20 源治郎尾根取り付き T峰 U峰 剣岳頂上 前剱 一服剱

 剱沢BC着 夕食 就寝 出発の準備をしながら空を見上げると星が綺麗に見え,期待に胸を膨らませる。個人的に今回の合宿の課題に据えていた懸垂下降もあるので張り切って出発。取り付きからしばらく雑木の下を潜りながら登り,後半は雑木を抜け三点支持に気を付けながら岩場を登ると心が弾み出した。懸垂下降は期待が大きすぎたせいもありあっけなく終了してしまったが,そこから剣岳頂上までは浮き石地帯が待ち構えていて全体的に楽しかった。(谷口)


8月14日(火) 晴れ   

【長次郎→剣岳】起床2:30−剣沢BC発4:35−長次郎出会い5:45−慰霊碑着8:00−長次郎左俣のコル11:20−剣岳頂上11:55−前剣14:00−一服剣14:30−剣沢BC着15:20

 今日は体調の優れない人以外は慰霊碑経由で剣本峰を目指した。剣沢大雪渓の入口で昨日遭難者騒ぎで、香川さん・耕太郎くん・真人が一緒に救助活動をしたという農大山岳部に遭遇。「ドドドドドド」あのアイスバーンの雪渓をものともしない雪渓ランニングを見た。いやぁ鍛え方が違う。坂になっているとはいえ通常の路上ランニングといっても過言ではないスピード。屈強。長次郎は私が三年来た中で一番雪がついていない状態だったが、大きなクレバスがあるわけでもなく、結構サクサク行けた。途中静かなデッドヒートもあったが、よい天気に恵まれ最高の一日だった。(横山)  

【奥大日岳】起床2:30−剣沢BC出発4:35−剣御前小屋5:20−奥大日岳(8:40〜10:10)−剣御前小屋12:50−剣沢BC14:00−就寝20:00
 塩谷さん、山田さん、中馬さん、新谷元信で奥大日岳に行った。すごくいい天気であつかった。山道には色々な花や植物がはえていて美しい。山頂では紅茶を飲みながら剣岳を眺める。まったりとした一日であった。(新谷)8月15日(水) 晴れ  【沈殿日】 明日のビバークに備え沈殿することになっていたが何故か5時頃目覚めてしまうが何もすることもなくとりあえずシュラフの中でゴロゴロする。ようやく外に出てみると今までにない快晴だった。慌ててシャツを洗い干すことにした。その後は一日トランプしたり手紙を書いたりシャボン玉したりとのんびり一日が過ぎた。(谷口)


8月16日(木) ―ビバーク山行1日目―

【黒部隊T:PL野口、原山、福田、中馬、天本】

BC発4:15−ハシゴ谷乗越8:10−真砂沢・内蔵助谷出会9:30−黒部川・内蔵助谷出会11:00−黒部ダム展望台13:50−夕食/天気図15:50−ビバークポイント着17:45

 今日の行程はうまくいったが真砂沢に然さんはいなかった。しかもテン場(ロッジくろよん下)で夕食の準備をしていたら管理所のオッサンに怒られる。届け出を出せとの事。ビバーク山行の話をしてテントを張らずにもう少し上まで行ってビバークをするといっても話を聞いてくれない。近くにいたテン場代を払った人には愛想がいい。世の中は金のようだ。去年の事を思い出した。(野口)

【黒部隊U:PL横山、塩谷、渡嘉敷、新谷、山田】B.C発4:18−別山頂上5:12−富士の折立6:40−雄山頂上7:30−東一ノ越9:25−黒部ダム着12:50−黒部ダム発14:30−沢の横のビバーク地着15:40

 他のパーティーを見送って出発。別山頂上で日の出を見れたので新谷くんのシャッター音が響いた。雄山では遠くに富士山が見えてうれしかった。雄山を下りる時、登山客がどんどん登ってきていた。通称ムーミン谷は花はあまり咲いていなかったけど緑がすごくきれいだった。そして黒部ダム着。ダムの大きさよりも人の多さに驚いた。きれいな格好をしている人を見ると不思議な感じがした。ダムでは逆回りの野口さん達のパーティーと会ってうれしかったけど、いっぱい下って来たよと言われて聞くんじゃなかったと思った。その後ビバークに最適な場所を沢の近くに見つけ、たき火をして楽しんだ。でも夜は寒く、テントのありがたみを感じた。(山田)

【八ツ峰隊:PL久保、香川、渡辺、竹之内、谷口、針原】

起床2:30−BC発4:30−D、Eのコル6:50−八ツ峰の頭11:40−三ノ窓15:30

 長次郎谷の出会いで黒部隊Tと分かれた直後、香川さんが先頭になりペースが一段と速くなった。しばらくしたら香川さんが見えなくなり、私はかなり疲れてしまった。メインの八ツ峰は天気が非常によく眺めが最高によかったが、懸垂下降など結構怖かった。八ツ峰の頭から三ノ窓へ行く途中ルートを少しはずした上にガスが発生したため、予想以上に時間がかかった。最後の池ノ谷ガリーは歩きにくかった。夜はとても寒くテントのありがたみがよくわかった。(針原)8月17日(金)晴れ 


8月17日(金) ―ビバーク山行2日目―

【黒部隊T】起床3:00−ビバークポイント発4:50−黒部平(1790m)5:20−東一ノ越(2480m)8:10−一ノ越山荘9:45−雄山山頂着10:50−富士の折立12:00−別山・剣御前小屋の分岐13:00−BC着13:20

 東一ノ越までの登りはダルかった。雄山の人の多さもダルかった。全体的にはよかったが、人の多いのには嫌になる。雄山は嫌いだ。(野口)

【黒部隊U】起床3:00−看板の裏出発4:30−ハシゴ谷乗越8:45−真砂沢ロッジ10:35−剣岳BC13:17−就寝20:00

 目覚めが悪い。夜、寒さや服の湿り気、虫などが私を寝させなかったからだろう。あくびをしながら出発。内蔵助平までは道が少し悪く、大きな植物達が繁っている、急な道であった。そして、ハシゴ谷乗越までは、平らな道がずっと通じている。その間トカと山田さんはまわりになってる実を食べまくっていたが、大丈夫だったのだろうか。ハシゴ谷乗越には、本当にハシゴがいっぱいあったので感心してしまった。真砂沢ロッジからはキツかった。剣沢雪渓で横山さんが、「剣沢BCまで競争」と言われて頑張ってみようと思ったが思いどおりにはいかず、剣沢BCに着いた時にはやられていた。しかし、もう一方の黒部隊より早く着いた。あまりうれしくはなかったが、達成感は大きかった。(新谷)

【八ツ峰隊:PL久保、香川、渡辺、竹之内、谷口、針原】起床3:30−チンネ登攀組(香川 竹之内)発 残りの4人は待機5:30−チンネ登攀組着12:00−発12:30−真砂沢16:05−BC 18:00

 チンネ組以外は待機だった。登攀が終わった後、時間の関係で別山尾根ではなく三ノ窓雪渓を下ってBCに帰ることになった。しかし、三ノ窓雪渓は思った以上に傾斜が急で長かったため、キックステップが下手な私はかなり苦戦を強いられた。真砂沢からの剣沢大雪渓の上り返しが一番きつかった。BC到着と同時にいただいたボリュームのあるホットケーキの味は格別だった。日没までに皆無事で帰ってこれてほっとした。(針原)

【チンネ登攀】 北条=新村ルート〜gチムニー〜c・dクラック  《香川―竹之内》先行パーティーの後をついていくと、とりつきを間違ってしまった。1ピッチの途中に先行パーティーがヌンチャクや石を落してきてかなり焦った。2ピッチ目はバンドが右上していたのでそれにそっていった。3ピッチ目の核心をフリーでいこうと試みたがけっきょくあぶみをつかい、時間をくった。gチムニーはザックがひっかかりのぼりにくかった。チムニーから右のバンドにトラバースするとき、ハーケンにクイックドローがかからなかったのでプロテクションとらずにいってしまった。gチムニーの終了点を間違っていたようで次のcクラックが40mとなっていたので、ザイルの長さを心配したが思ったよりも短かったのでよかった。最後のdクラックはプロテクションを2個くらいしかとらず、天に向かって突進してしまった。全体的に岩がしっかりしていたのでよかった。(竹之内)


8月18日(土)

起床7:00−撤収8:30−発11:00−室堂14:30−富山駅19:00

 下山前にOBの大谷さん、東さんからいただいたスイカを皆で食べた。北方稜線隊を剣沢BCに残し室堂へ下った。美女平、立山駅へと下るにつれて徐々に暑くなっていくのがわかった。富山駅で銭湯に入った。最高だった。超大型の台風が接近してきてるけど大丈夫かなぁと思いながら寝た。(針原)


雑感

農学部 獣医学科1年 天本 麻子
 
初めての夏山で、最初はすごく不安でした。今まで登ったことのない険しい山(剣)にも登り、山の怖さが少し分かった気がします。今年は雨が多く、活動できない日が多かったので、少し残念な感じもする合宿でした。山での生活で一番よかったのはすごく空が近くて、星がよく見えたことです。あれほどきれいに見えるものだとは思っていませんでした。星座がよく見えて、みんなで星座探しをしました。山での生活は大変だけれど、みんながいたのですごく楽しかったです。山の中にいるときは早く下山したいと思うけど、下山して少ししたらまた山に行きたくなると先輩がいってたけど、その気持ちがよく分かりました。


理学部 物理学科1年 新谷 元信
 
雪渓の上での歩行や普段見ることのない高山植物、そして、おつりのくる便所。すべてが新鮮に感じられ、今思い出してみると楽しい。右手首を痛めていたためやってみたいと思っていた山行もできず残念というか少し口惜しい気分を味わっていたが、それでも良かった気がする。何よりも辛かったことは、アトピーである。日に日にひどくなるにつれて痒く、少し体がだるくなる。だが、それ以上に山の中でいい思いをした。僕のまわりのほとんどの人たちは、登山はあぶないと僕を山へ行かそうとはしなかったが、やっぱり行ってしまった。それだけすばらしい魅力があるのだろう。


法文学部 法政策学科 1年 渡嘉敷 唯史
 計画段階では、初の長期合宿や雪渓など楽しみのある山行だった。富山までの18切符やフェリーでの移動は寝るのに徹した。雷鳥沢から剣沢BCまでのボッカはザックが体に合っていない事もあり、とても疲れた(ザックはもっと調整を考えるべきだった)。最初の1週間は雨ばかりでうんざりした。2週目からは長次郎谷や源次郎尾根と苦労しながらクリアし、黒部ダムのビバークでは、先頭を何回か任せてもらい、良い経験になった。雪訓で習った事は大事な事ばかりなので体で覚えるために何度も滑った。長次郎谷慰霊碑を拝んだ後、ガレ場を通ったけど、大分歩きにくく、相当神経を使った。源次郎尾根では一ピッチ目のスピードにつききれず、疲れた。今度の定着では体力の不足を感じた。もっと動ける体にしたい。また食料係として、計画段階では塩谷さん、横山さんの2人の先輩にやってもらうばかりで、何も出来なかったのは残念だったけど、剣沢にきてからはちゃんと動けたと思う。来年は計画段階からキビキビ動ける様にしたい。

教育学部 理科専修1年 谷口大悟
 眼下に広がる山並みや,頭上に展開する夕焼け・星空を見て,山岳部に入ったのは間違いではなかったと確信しました。今後も更なる自然の雄大さ・美しさ・荒々しさを求めて山に登り続けようと思います。


教育学部 数学専修1年 針原謙一
 西梅田に行く途中単独行動をしてしまい、皆に迷惑をかけてしまった。団体行動のあり方を改めて考えさせられた。初めての剣岳には圧倒された。スケールが違った。そして、自然はやっぱりすごいなぁと思った。ならびに合宿でお世話になった方々に心から感謝しています。ありがとうございました。


農学部 生物生産学科1年 山田 寛子
 不安しか頭にない状態で出発したが、室堂に着いてここは日本?!と思うようなすごい景色を見ると私がこんな所に来れるなんて、と思ってうれしくなった。山では雪渓や岩場を歩くとき、きついよりも怖いって思う方が多くて、みんなに待ってもらうことがたくさんあった気がする。でもいつもみんな暖かくてうれしかった。次に行く時はもうちょっと強くなっていたいと思う。山に2週間いて風呂と牛乳が恋しかったけど、下山して一気に達成したときは感激だった。


農学部 生物環境学科2年 塩谷 寿男
 
遅れて入山したのに次の日に勝手に指をケガしてしまい、その日の夜は激痛であまり眠れなかったのはちょっぴり悲しかった。それでも山岳部のみんなと何日もずっと一緒に行動し同じテントで寝て、いつもとは違う気持ちを味わうことができ、今年もやっぱりきてよかったと思いました。


理学部 生命化学科2年 竹之内 真人 
 前半は天気が悪くテントで寝てばかりでどうなるんかなとおもっていたけど、後半好天が続きよかった。今回はじめて救助に少したずさわったけれども、人がやるのをみて感心しているばかりで自分らだけだったらあんなにてきぱきとできんだろうなとおもった。冬、春に向けてそういうのもしっかりと身につけていきたい。三ノ窓周辺の景色はすごかった。


歯学部 歯学科2年 中馬 佳子
 去年死ぬ思いで登った雷鳥沢は、やっぱり今年もきつかった。減らしたはずのボッカが妙に重かった。雷鳥沢で一泊したことで無理がなくて私にはありがたかったのですが、他の人は物足りなかったかもしれません。とくに一年生、元気すぎてびっくりしました。今年も誕生日にたくさんもらえて嬉しかったです。針原くんの歌のプレゼントも忘れられません。みなさんありがとう。念願のビバーク山行に行けて満足でした。ピッケルバンドやハーネスやザックの紐など、一年生の装備のことは入山前にもっと調整しとくべきでした。


工学部 情報工学科2年 福田 仁
 初めての夏山合宿。一年のときからいろいろなことを聞かされていたのでかなり不安があったのだが、実際にやってみたらそれほどのばてるわけでもなく、終わってみるとなんとなく物足りなさを感じてしまった。前半の天気が悪く、沈殿がかなりあり、今までで一番、一日が長く感じられた日だった。下山してからは、また忙しく動いていたのだが、夏山を振り返ってみると充実した日々だった。そして、今そういう日々だったと感じられてとてもうれしい気がする。


工学部 海洋土木学科3年 久保 耕太郎
 係の人達が、自主的に働いてくれたおかげで定着合宿を無事終えることができました。山登りは、チームプレーだと心から思い直した夏でした。 僕たち山岳部は、山を通してお互いを分かり合っていくような気がしています。これからも山に行きましょう。


法文学部 経済情報学科3年 野口 みほ子
 
今回の合宿では2回目のSLで、去年の反省をいかそうと努力はしたものの役に立ったかどうかは疑問である。今年は私の立場的に心底楽しむことはできなかったため、今までで一番緊張した定着だったものの、1・2年生とのふれあいや山行は新鮮だった。皆のおかげでこの合宿が成功したことを忘れてはいけないと思う。特に装備担当や食糧担当の皆さん御苦労様。装備を貸して頂いた方、いろいろな指導をして頂いた米澤先生、三穂野先生有難うございました。そして最後にCLお疲れ3。


教育学部 英語専修3年 原山 愛
 
私にとって定着は、満腹合宿だった。食に関してはもちろんのこと、山行自体とても刺激になるものであった。また、メンバーとの心と心の交流は、雨で沈殿した時や、山行の時に思う存分することができ大変よかった。しかし、鳥に食料を食われた時にはマジで腹がたった。次からは鳥の目を盗んで食料を埋めるように気をつけよう。


法文学部 人文学科 東洋史系3年 横山 美輪
 今年は3年目とあって、やること自体は把握していたので、上学年として同期であるCL、SLの助けになるということが自分にとっての課題だった。実際私はあまり技術面では力になれないので、生活面やちょっとしたことなどを一年生に教えるくらいの程度だったが、天候が優れなかったことをのぞけば良い定着合宿になったと思う。また、今年は例年に比べて滑落事故が多発していて、下級生の鎖場での指導はかなり徹底してやれた気がする。3年目であっても、事故がこう多いと緊張感が増した。今年も一年から引き続き食糧の係りを担当したが、塩谷・渡嘉敷両コンビの働きの前に引退を決意。来年は頼んだゼヨ。余談だが、皆が苦労して担ぎ上げた食料を食い散らかしたケシカラン雷鳥イタチの被害にはホンとに参った。改善策が必要よ。


教育学部 社会専修3年 渡部 剛士
 3回目ということで、剣沢も慣れたものだ。今回はトイレットペーパーのリサイクルに挑戦した。つまり、他人の使用済みペーパーを裏返して使ってみた。結構イケてると思う。剣沢のトレンドになるかもしれない。 学校の方が忙しく、仁をはじめとする装備係の皆には迷惑をかけた。改めてここでお礼を言いたい。山行自体はビバークが楽しかった。八ッ峰の高度感。アヤシゲな懸垂支点。地獄の池ノ谷ガリー。そして超長い三ノ窓雪渓。久々にヨダレを垂らした。


教育学部 教育学科4年 香川浩士

 楽しかった」の一言に尽きる。西駅を出た列車の中で一番はしゃいでたのは、俺だった気がする。定着を振り返ってみると、まずはビバーク山行だ。ドピーカンのなか、日本を代表する岩稜ルートを快走する。俺は去年行って余裕があるもんだから、下級生に向かって「あれがクレオパトラニードル。そしてあれがチンネ左稜線だ。」などと得意げに解説してみせた。八つ峰の頭でみせたみなの満足げな、かっこいい表情が印象的だった。チンネは、2年年の真人と行った。北条・新村ルート、gチムニーc・dクラックというクラシックなルートを行ったが、核心の人工は苦労したし、cクラックからdクラックへの移動はかなりスリリングだった。三の窓での夕日。気高さすら感じた三の窓雪渓の下降。ピッケルストップよりもグリセードがうまいハリケン。八つ峰でたのしいを連発していた大悟。主将として最も輝いていた耕太郎、悪場で強い剛士。快心の山行だった。 今年の定着合宿が終わったとき、もう思い残すことはないなと思った。来年は、たぶん参加することはないだろう。ここに、あとに続く後輩たちに、俺が4年間で体得した思いを送りたい。
 一、1年生は、「とりあえず登っとけ。」経験無くして「自分のスタイル」は見えてこないし、2年になったとき、1年生に教えられることが少なくなる。
 二、2年生は、いちばん伸びる時期。一年経験があって動けるし、リーダーメンバーではないので、アグレッシブな行動が取れる。しかし、自分が思っているほど実力はついていないもの。先輩をつかまえて未知なる登山を。
 三、3年生は、まず『無事故』で。これに尽きる。リーダーメンバーがこの意識を強くもっている合宿は、事故の発生率はかなり低くなるだろう。大変なことだが、それをやり遂げたとき、自分にとっても大きな自信になるだろう。
 四、4年生は、心から山を楽しめばいいと思う。それと、なるべく合宿に参加してあげればいいと思う。自分の3年の頃、自分より上の人が来てくれることが、どれだけ安心したことだろう。人から受けた幸せは、いつか、また別の人に渡してあげればいい。
 五、剣岳には神が棲む。行動中、気を抜いてはならない。『山を楽しむ』事と、『山を気楽にやる』ことは違う。上級生、下級生にかかわらず、山をなめたとき、剣岳の神は牙を剥くだろう。剣の山域ではどんな簡単なルートでも事故は起こりうる。休むときは休む。訓練するときは訓練する。登るときは登ることに集中。メリハリをつけて山を楽しめ。

 別山乗越から室堂に降りていくみんなを見送るとき、だんだん小さくなっていくみんなを見ながら、寂しかったし、しかしどこか満たされていた。振り返り手を振るやつらがいとおしかった。毎回書くが、こんなよい体験をさせてくれたみんな、ありがとう。そして、米澤先生、三穂野先生、黒稜会の皆様、中野さん、鹿児島に残ったみんな、どうもありがとうございました。

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