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冬休み岩登り合宿 2004年12月29日〜2005年1月1日
渡辺(6)、竹之内(5)
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12月29日 えびの〜野尻〜スーパー農道〜鹿川〜比叡山駐車場

 高速バスでやってきたマサトを実家から借りた車で拾い、一路鹿川へ。スーパー農道をかっ飛ばし約7時間で鹿川へ。着いた頃には真っ暗。翌日は雌鉾岳「四月の風」(5級、Y+A1orZ−、8pピッチ265m、3〜5時間)を登る予定だったので鹿川キャンプ場にテントを張ろうとしたが、林道に入るなり積雪に阻まれアプローチ敗退。04年夏にフリー化された比叡V峰「天空への階段」(5.11b/c、5ピッチ170m)をやろうということで比叡に転進。神社の前にテントを張って寝る。

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12月30日 比叡V峰「天空への階段」1ピッチ目(5.11a)で敗退〜本匠に転進〜魚道エリア「鈴木君のルート」(5.11b)敗退

 日の出を待って「天空への階段」に取り付く。取り付きは100岩場に紹介されている「水場の岩場」の「サメハダスラブ」なんかがある岩の左の一段上がった所。インターネット画像から「ボルトベタ打ち」というイメージを持っていたが、実物を見て吹っ飛んだ。
「何だ、RCCじゃねーか!」そう、ボルトは全部RCC。元々がグラウンドアップにより拓かれたアルパインルートのフリー化なのであるが、フリー化に際してペツルに打ちかえたりしないところが凄いというか恐ろしいというか…スラブなので落ちても摩擦でなんとかなるということか?(ボルト自体は新しく、短い間隔でしっかり打たれている)

<1ピッチ目 5.11a 40m>
 ともかく渡辺トップで登り始める。初めの4分の1くらいは傾斜が緩く細かいながらもホールドがあるので何とかなる。
 しかし、左上するフレーク(?)を追うあたりから厳しくなる。ムーブはそんなに難しくないが、やはりRCCボルトだと思い切って攻められない。結局、3分の1位登ったところでA0。一度やってしまうとあとはA0のオンパレード。核心では即席アブミでA1してしまった。大昔の終了点を無視して枯れ木のあるテラスへ。ここが1ピッチ目終了点でRCC2本がビレイ用に打ってあった。ちょっと不安だったので左のクラックを掘り起こしてキャメの1番と2番でバンクアップし(バチ効きでかなり有効)マサトを迎える。ちなみにロックスの3番あたりと0.3番くらいのキャメでランニングに足したが、ボルトが十分にあるので不要。
 重荷を背負ってフォローしてきたマサトと協議。この分では核心の5.11b/cはどうなるんだ!?ということで敗退決定。人工を使えば続行可能だったが、「フリーをしにきている」ということでさっさと懸垂下降した(残置されていた下降用のスリング+残置ビナは、「最新クライミング技術」に載っている典型的な「誤った終了点」だったので捨てビナを一枚足し改善した)。
 うちひしがれて本匠へ…

 本匠ではとりあえず魚道エリアへ。トポを見て適当に「鈴木君のルート」(5.11b)に取り付くが、なんだかイマイチな感じで燃えず敗退。弥生町で佐伯名物「くじゃく」(ゆで卵を魚の練り物で包んで揚げたもの)を購入しビール飲んで寝た。

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12月31日 本匠・魚道エリア「冬の散歩道」(5.11d)敗退〜遊歩道エリアで魂を抜かれる〜スーパー農道〜西都で道を間違える〜えびの(渡辺の実家)

 朝から小雨がぱらついていたが前傾壁なので大丈夫なようだ。遊歩道エリアにはうじゃうじゃクライマーがいた。みんなオシャレで俺とマサトは明らかに浮いていた。魚道エリアに戻り、名前がカッコイイ「冬の散歩道」(5.11d)に取り付く。しかし、クラックの淵を使って体を振るムーブが出来ず敗退。
 最後に遊歩道やっていこうや!ということで遊歩道エリアに行くが、あまりにレベルの違うクライミングと前傾っぷりに魂を抜かれ、「バットマン」(5.11b)を文字通り「手も足も出ず」敗退。8時間後、えびのに到着。酒飲んで寝た。大晦日は雪になったようで、「本匠で粘っていたら帰れなかったかもしれんな」、と自分を合理化した。

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1月1日 えびの〜人吉〜山江村万江川渓谷・北山ロック「虫食い」5.10c敗退〜人吉〜えびので解散

 どうしても一本くらいは完登したかったので、元旦から車を出し、凍結気味の加久藤峠でビビリながら万江川渓谷へ。実家からわずか1時間半で来てしまった。意外と近いな、と思う。さっそく北山ロックの「虫食い(5.10c)へ。去年敗退した時の残置ビナがまだあってびっくりする。あれから誰もトライしていないのか?
 ともかく取り付いてみると、ポケットというポケットにコケが繁殖し、掃除しながら登る羽目になってしまった。そんな具合なので10回くらいテンションかけて終了点へ。終了点がボルト2本にスリング+ビナ2枚(しかもなぜかボルトは縦列で打たれている)だったので、捨てビナを足し、上のボルトにビナ二枚連結+下のボルトにビナ1枚という構成に改めた。
 次にマサトがトライ。「マサト、オンサイト行けるぞ!」と声援を送るが、やたら「寒い」を連発し3ピン目でテンション。確かに急激に冷え込んできている。いったんロワーダウンし、弁当を食っていると雪が降り始めた。道理で寒いはずだ。以降、一回ずつトライするが手がかじかんでしまいお話にならない。バーナーまで持ち出して手を暖めるが、寒さがネックとなり(ホントですよ!)結局RP出来ず。とはいえ、適度なボルト間隔で内容の濃いルートだったので結構満足してえびのに帰り解散にした。

<感想>

教育学研究科M2 渡辺剛士
 5.12デビューのはずが、一本も完登出来ず…。おまけに雌鉾はアプローチ敗退…終わってる…。
 「虫食い」を登って、去年よりは上達したなということが分かったのは良かった。
 また、「虫食い」を登って感じたことだが、近すぎるボルト間隔より、適度な(多少はランナウトする)ボルト間隔の方が登っていて面白いということだ。本匠寒くなければ相当楽しめる。もっと登られるべき岩場だと思う。
 万江川の岩場は、ポケットにコケが繁茂していたり、アプローチのガレ場が悪かったりするので、そのあたりの整備をすればもっと面白いと思う。それを鹿大山岳部でやってもいいんじゃないかと。ついでに5.9〜5.10bくらいまでのルートを作ったりしてね。鹿児島からでも車で3時間半だし、春休みに開拓団と化すのも悪くない。

理工学研究科M1 竹之内真人
 寒かった。(竹之内は正月明けに西村さん&鹿児島労山と共に本匠に再見。5.11bを2本RPした。

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