<2004年度夏山二次南アルプス縦走合宿>

メンバー:CL松田香樹(3)、SL黒岩聖也(2)、川村麻紀(1)
期間:2004年8月20日〜8月27日


8月20日
起床5:00〜登山口8:30〜西沢渡9:20〜渡渉終了10:00〜分岐18:40〜聖平19:00〜就寝21:00
 5:00に平岡駅で起きる。なかなか寝心地の良い所だった。最初は外で寝るつもりだったのだが駅の人にここで寝ないで駅の中で寝て下さいと言われたので駅の中に寝ることになったのだった。1時間で飯を食べたり水を汲んだりして6時ごろにタクシーで登山口に行く。バスだと途中までしか行かないらしくてタクシーに乗ってるとタクシーの運転手の人にバスだとここまでしか行けませんよと言われた。そこは登山口まで結構遠い所で歩くと1日で西沢渡の所ぐらいまでしか行けないらしい。タクシーに乗ってよかったと思った。タクシーでも結構、時間がかかって登山口の便ガ島に着いた。ここからは1500mぐらいを登らないといけない。いろいろな準備をして出発する。1ピッチ目で西沢渡に着く。ここでは滑車がかかっていた。まず松田先輩が一人で川を渡渉し川村さんと僕がザックを向こう岸へ滑車で運ぶ。そして2人で川を渡渉をしたのだが僕が渡渉の仕方をちゃんと分かっていなかったため怒られる。これは知識不足だと思ったので反省したい。少し行くと小屋があった。そのまま通り過ぎる。ここから急な登りが続く。30分登って10分休憩ぐらいのペースで行く。ひたすら長い。僕としてはゆっくり登っているつもりだがややペースが速くなるのか川村さんとの距離がやや開いて待つことも多かった。そんなことをしながらやっとやや平坦な部分が続く所に着く。ここで少し楽になったがまたすぐ登り坂が出てきてうんざりする。それでもしかたがないのでひたすら登っていく。もうそろそろ分岐だろうと思ってもなかなか着かず苦労する。やっと分岐に着き少し休憩をしまた聖平キャンプ場に向けて出発する。すぐにキャンプ場に着きすぐに飯を作り飯を食べて早めに寝た。

8月21日
起床4:00〜出発5:50〜分岐6:30〜聖岳山頂11:10〜兎岳15:50〜テン場16:35〜就寝19:00
 朝起きて準備して出発する。霧がかかっている。小屋の人に天気を聞いたら晴れそうですと言われた。出発して1ピッチ目で分岐に着く。休憩をしてからまた登り始める。聖岳まで結構、長かった。途中晴れそうでもあったが晴れることはなくずっと霧だった。後、風が強かった。聖岳までは遠くやっと聖岳が見えてもなかなか着かなかった。聖岳頂上の少し手前で川村さんのペースが落ちてつらそうだったので僕と松田先輩で川村さんの共装と食糧を持つことにする。そしてその後すぐに聖岳頂上に着く。聖岳頂上は風が強く景色も見えないので写真だけ撮ってすぐに出発し少し下った所で休憩する。ここからは少しは楽かなと思っていたが全然そんな事はなく兎岳へもひたすら長かった。5万分の1では近いように見えて結構、遠いのでつらい。これも2万5千分の1の地図で慣れてしまっているからだろう。途中会った人に兎岳と小兎岳の間の鞍部に水場があり風もあまり当たらないテン場があると聞く。一応そこも泊まる場所の候補に入れておく。それからだいぶ歩き今日中に百間洞山の家に着くのが難しくなり始めた辺りで兎岳避難小屋の近くに着くが兎岳避難小屋があまりにもぼろそうだったので泊まるのをやめる。その後少し登りやっと兎岳に着いた。あんまりそこにいる気が起きなかったので素通りする。兎岳から下り鞍部に着き時間もだいぶ過ぎてたので途中で教えてもらった場所ではないが今日はここで泊まることにする。風が強くてテントを張るのに苦労する。テントを張り水があまりないので炊き込み御飯を作り食べて寝る。

8月22日
起床2:30〜出発5:45〜丸山7:45〜分岐8:05〜百間洞山の家9:00〜テント場着9:45〜就寝18:00
 朝起きて飯を食べたがまだ霧が深いため明るくなるまで少し様子を見てから行くことにする。5時になり少しずつ明るくなり始めたので準備をして出発する。今日は百間洞山の家までだ。出発して少し登り下ると水場もありテン場としてもよさそうな所に出た。昨日会った人に言われた場所はここのようだ。あともう少しだったというのが残念だった。そのまま進み丸山に向けての登りがくる。少し尾根を外れた所を登って行くような感じで岩の多い道だった。そこそこ登ると丸山の頂上に着く。なかなかいいものだ。そこから鞍部の分岐に向けて下り始める。途中から霧が晴れて富士山や赤石岳なんかが見えてとても良かった。すぐに鞍部に着き少し休んでから百間洞山の家へ向かって下る。すぐに着いてテントの受付なんかしていると沢登りをしてきたような感じの人達が来た。今日は赤石小屋まで行くらしい。大変そうだ。テント場は小屋から少し離れているため少し登らなければいけなかった。少し狭い場所だったが何とかテントも張れた。後の時間は本を読んだり寝たりしてゆっくり過ごした。夕方ごろから飯を作り始めると急に雨が降り出してトイレに行くのが大変だった。

8月23日
朝の出発の時点では晴れていたが2ピッチ目から霧が出てきて、どんどん濃くなる。3ピッチ目からは百間平の湿原の中を行く。霧の中の湿原は綺麗だった。赤石のがれがれの上りは霧に巻かれていたためか呆気なく終える。避難小屋で休もうと思っていたがなかなかつかないので休んでいると、霧が晴れはじめ30メートル先に小屋があった。そこからは、霧が出たり晴れたりを繰り返すなか道にも特に問題はなく、荒川小屋を目指し下る。

8月24日  3:00起床〜7:00出発〜8:50分岐〜9:10中岳〜9:50前岳〜14:00高山裏避難小屋
朝から雨が強く霧も出ていたので、日が昇りあたりが明るくなるのを待ち出発する。初めは樹林帯だが10分もすると木々はなくなり風が強く体が冷える。荒川前岳、中岳の分岐には3ピッチ程で着く。このあたりで晴れてきたが稜線は風が強く体が暖まらない。分岐に荷物を置きピストンをする。その帰りに松田、川村が男の人の怒鳴り声を聞く。何かあったのかと思い周りにコールしてみるも返事はなく。あたりには自分たちだけで誰も居らず、怖くなったので急いで分岐まで戻る。黒岩には何も聞こえなかったらしい。
前岳からカールに下る道は崩壊個所が2ヶ所あったが特に危険はなく通過した。カールのガレ場もマークがしっかりついており分かり易い。カールを下ったあとはほとんど下りの樹林帯で今日のテン場を見ながら歩く。小屋はおじさんがおもしろく面倒見の良い方だった。テントを張るのはトイレの真横が水はけも良くいい。臭くはなか。ただここは水場が遠く往復10〜15分ほどかかる。

8月25日
2:00起床→4:10出発→5:50板屋岳→10:15小河内岳 11:00出発→13:05烏帽子岳→14:45三伏峠小屋→16:00夕飯→18:30就寝
 久しぶりに一日中晴れていた。板屋岳まではゆるい登りだった。板屋岳からは段差が大きい所などがあり、少し大変だった。歩きながら地図を見ても、烏帽子岳がどれだかわからなかった。小河内岳の前は木の背が低くて風が強いから、その手前で小休止をとった。小河内岳では、小河内避難小屋にトイレに行ったりして、ゆっくり休んだ。途中から烏帽子までの1ピッチでは私がトップをとった。同じペースで歩くことや、休憩の場所選びなど難しくかった。小屋から水場まではけっこう距離があった(往復30分)。

8月26日
11:00起床→11:30昼食→15:30夕飯→18:00就寝
 ジフィーズの五目炊き込み御飯を食べた。まずいと聞いていたけど、思ったより美味しかった。だらだらしていた。

8月27日
3:00起床→4:55出発→10:20林道 10:40出発→12:40公園→タクシーで下山
 台風が近づいていたので、下山することになった。新しくできたという鳥倉林道を使うことになった。昨日、熊が出たというので、足音を立てて喋りながら歩いた。林道に出てもタクシーは呼ばないとそこにはいないから、電話の通じるところまであるいた。小屋を出る前に電話しておくか、いつもどおり塩川のほうを使ったほうがいい。鳥倉林道を歩いて下まで降りるのは、遠くて大変。 
タクシーは伊那大島駅に到着。1時間弱歩いて温泉にいける。道はタクシー運転手や地元の人に聞けばわかる。途中で梨や林檎の直売所があって、買ったら1袋おまけしてくれた。駅から少し歩くとスーパーや食堂、郵便局、コンビニなどがあって便利。ここの駅には登山者用の簡単な屋根つきの休憩所があったので、そこで寝た。横の水道は山のきれいな水が出てきているらしい。駅の改札はずっと開いていて、いつでもトイレにいけた。


雑感 
教育学部 養護教員養成課程 3年 松田 香樹
今回の合宿は途中で台風が来て下山しなければならない状況になり残念だった。それでも予定の3分の1以上は行けたので良かったと思う。

水産学部 水産学科 2年 黒岩 聖也
 二次合宿についてはあんまり天気のよくない日が続き少し大変だった。台風が来て途中下山になったことはしかたないと思う。反省点としては先頭に立って歩くときのペースが速くなってしまったこと、まだ暗いときのルートファインディングがしっかりできなかったことなどがある。よかった点としてはガッシャーブルムのザックのおかげかパッキングが少しは早かったこと台風のため途中下山とはいえ南アルプスのいろいろな山に登れてとてもよかった。南アルプスは非常に大きな山域だと思った。あんだけ歩いたのにまだ半分より少し下ぐらいまでしか行っていないので全部行くにはなかなか大変だなと思った。先頭を歩いてたときあまり休憩場所に適した場所でない所で休もうとしたことがあったがあれはあんまりよくなかったなと思った。もう少し適した場所を探すべきだった。そんな感じで二次合宿が終わったわけだがいろいろ勉強になることも結構あったのでそれらをこれからの山行に生かしていきたい。


理学部 物理科学科 1年 川村 麻紀
 二次の初日、またきつい日が続くのかと思うと、気がめいった。けど、北アルプスとは違って高い木が多く、西沢渡のロープウェイなど楽しくて、そんな気持ちはすぐにどっかに行ってしまった。 だけど!!いくら歩いても小屋につけず、嫌になって泣いてしまった。小屋には着いたけど、次の日も気持ちが弱りっぱなしで、またテント場じゃないところで寝ることになってしまい、申し訳なかった。 
けど、楽しいこともたくさんあった。赤石岳の湿原は海底サンゴみたいできれいだったし、富士山がいつもより低く、自分とほぼ平行にあるのが感動だった。3000m以上の山に登れたことはとても嬉しかった。北岳に登れなかったのが心残りだけど、そう思えるってことが嬉しい。山を前より好きになった!!!

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