屋久島縦走

11月15日(土) 晴れのち曇り
8:35鹿児島港南埠頭、発 12:45宮之浦港、着 13:55永田集落、着
14:50永田歩道入口、発 15:15永田歩道登山口より入山 16:50水鳥、着
19:00就寝
フェリー、バスを乗り継いで、永田まで行く。フェリーの中で天気図用紙を忘れた事に気付いていたので、永田歩道入口からは天気予報の時間(16:00)も無視して黙々と歩き続ける。この日はテントを持っていなかったので、地面にマットを引いて寝る。前日までの天気予報では雨が降ると言っていたが、明け方まで降らなかったので安心する。

11月16日(日) 曇りのち晴れ(明け方雨)
4:20起床  6:30水鳥、発  7:50竹の辻、着  9:20姥ヶ岩屋、着 
11:20 鹿之沢小屋、着  18:30就寝
3時頃雨(小雨)が降ってきて目が覚めるが、眠かったのでツェルトを被って、もう一度寝る。明るくなるのを待って水を汲み、鹿之沢小屋へ向け出発。1ピッチ目以外は目立った登りがなく、2ピッチ目以降は景色を楽しんだり、読図の練習をしたりと自分のペースで進む。竹の辻、姥ヶ岩屋は2年前の西村さんとの縦走を、七つ渡しは2ヶ月前の塩谷さんとの大川遡行を思い出しながら歩いた。永田歩道全体を通して、テープが頻繁に張られており迷う事はないと思った。鹿之沢小屋では誰もこないだろうと思っていたら、13時頃、人が来た。久保さんという北海道出身の方で今日は鹿之沢小屋に泊まり、明日下山するらしい。久保さんは明日下山、また自分も晴れた日の永田岳や宮之浦岳からの展望を見た事がなかったので、晴れてほしいという話をする。予定に反してとても楽しい小屋泊まりになった。

11月17日  快晴
5:00起床       6:30鹿之沢小屋、発  6:55ローソク岩展望台、着
7:20永田岳山頂、着  8:50宮之浦岳山頂、着  10:45投石岩屋、着  
11:25黒味岳分岐点、着  11:25―12:00黒味岳ピストン(空身)
12:30花之江河、着  13:25淀川小屋、着  18:30就寝(眠れん!)
朝起きるとやけに冷え込む。久保さんが外を見ると快晴と言うので、自分も確認すると満天の星空があり、かなり感動する。二人で好天を喜ぶ。前日同様やや明るくなってから出発する。所々で足を止め景色を楽しむ。永田岳頂上からは歩いてきた永田歩道がはっきりと見え、しみじみと思いながら写真を撮る。その後1足先に宮之浦岳に着いていた久保さんに合流し、しばらくのんびり過ごす。久保さんはそれ以上先には行かないという事だったので、別れる前に自分のカメラで永田岳をバックに久保さんと写真を撮る。できた写真を焼き増しして久保さんの家に送る約束をしたので、上手く撮れていればよいと思う。久保さんと別れて、栗生岳を過ぎた辺りを歩いていると、団体ツアー客にぶつかる。別に急いでないので、過ぎ去るのをのんびり待った。ところで今回の合宿は1人だったためか、いつもは焼き増し期待で活躍の機会の少ないカメラが大活躍した。大活躍と言ってもフィルムが10枚ぐらいしか余っていないカメラだったので、久保さんと撮った写真が最後の1枚だった。投石岩屋や初めて登った黒味岳山頂からの予想を上回るいい景色などを写せなかったのは残念だった。特に黒味岳は永田岳や宮之浦岳に劣らず、すばらしい景色が楽しめると思ったので、もったいなかった。黒味岳はツアー客が来るのに対して整備しにくいせいか他の道よりも、整備が進んでないと思った。その方が個人的には楽しいからいいのだけれども。黒味岳を登り終えてから淀川小屋へ行く間は、もしかしたら明日中に鹿児島に帰れるのではないかという淡い期待を抱いてしまった為、急にペースが速くなった。花之江河ではその湿地帯や正面に見える黒味岳を十分に楽しんだが、楽しんだ後またペースを上げた。淀川小屋に着くとすでに宿泊予定の3人がいて、その人達と話しているうちに今日はここに泊まろうかな、つまり鹿児島に帰るのは明後日でもいいと思うようになり、淀川小屋宿泊を決定する。3人の中でも山元さんという方とは年齢が一番近いこともあり(たぶん25歳ぐらい)、特に仲良くなって飯を一緒に食べたりする。この時も記念という事で山本さんのデジカメで写真を撮る。毎回下山日前日は眠れないというジンクスが自分にはあり、今回もなぜか眠れなかった。あ〜最悪!!!!!

11月18日(月)  曇りのち晴れ
5:00起床  6:40淀川小屋、発  7:05林道、着  
7:15尾之間歩道より再入山  9:00鯛の川渡し、渡渉  
11:15蛇之口の滝分岐点、着  11:40−12:10蛇之口の滝ピストン(空身) 
13:05尾之間歩道入山口(尾之間温泉)、着  17:05宮之浦港前公園
今日は前日までと違って、薄暗い空模様。そしていつもと変わらぬ朝の腹痛。トイレに行って、すっきり。なんとか落ち着く。今日はいつもより出発がやや遅れたが、今日中に鹿児島に帰る気はなかったので、焦る事なく歩き出す。朝からいきなり3パーティーに会う。林道にはあっという間に着くが、ぱっとしない天気から尾之間歩道を行くのをややためらう(大雨時の鯛ノ川の渡渉は危険であり、雨が降ったら即引き返す事を決めていたので)。尾之間歩道に入るといきなり鹿2匹を発見するが、珍しい事になかなか逃げない。さすがに1m以内に近付くと、少し離れた。尾之間歩道は全体としてテープが等間隔で付けられており、付いてない所は一本道となっているので、道に迷う事はないと思う。尾之間歩道は永田歩道や花山歩道に比べると整備度は低く、歩いているとクモの巣に引っかかる事が多かった。また鯛ノ川だけでなく、鈴川も何度か渡渉する事になるので一度下っても登り返す体力と天気判断、やる気は必要である。鯛ノ川へ下っている間に再び今日中に鹿児島に帰れるという期待を抱き、一気に下山モードになる。そこからはひたすら歩いたというしかない。10時を過ぎると曇りから晴れへと天気が変わり、モチベーションも一気に上がる。しかし蛇ノ口の滝分岐点に11時15分に着いた時点で、今日中に鹿児島に帰るという期待も消え失せ、尾之間温泉に浸かって、しっかり疲れをとろうという気持ちに変わる。時間に余裕ができたので蛇ノ口の滝を見に行った。滝自体もすばらしく、一休みする岩もいい大きさだったでのんびりしていきたい気分になったが、蜂が多くうるさかったのでさっさと尾之間に下りてしまう事にする。1ピッチで下りようと、最後は走った。尾之間温泉でさっぱりした後、宮之浦港前公園へバスで行き、公園で一泊する。


【雑感】
法文学部 法政策学科 3年 渡嘉敷唯史…
始めての単独縦走であったが、知り合いも増え、1日目以外は寂しさを感じることなく過ごせた。天気図用紙など忘れ物には気をつけよう。