祖母・傾縦走

期間:2003年12月27日〜12月30日
メンバー:篠原瑠理子(4)塩谷寿男(4)

12月27日(土)  
鹿児島―熊本―竹田―神原
 熊本までヒッチ。なんとなく捕まらない気がしたが20分程でなんとか捕まった。しかもよくしゃべるおじさんだったので気が楽でよかったし、缶コーヒーもおごってもらった。豊後竹田駅までJRとヒッチを使って移動。竹田駅はすごく風流があってちょっと観光してみた。滝があったのでそこを目指していたら神社に遭遇したので、お参りしてそのまま滝のことは忘れていた。
夜はそこらへんの空き地にテントを張らせてもらった。川がすぐ横だったので水も苦労せず、星がいっぱいあった。(塩谷)

12月28日(日)晴れ
4:30起床 6:30神原発 7:00一号目滝 10:20国観峠 11:20九号目小屋 11:55祖母山 13:20天狗の分岐の近く
 起床してしばらくしても空はいっぱいの星が散らばっていた。車道をトコトコ歩き滝のところで写真撮影。はじめはなだらかな坂道だがだんだん急坂に。祖母山は眺めが良かった。祖母からのくだりがかなり急で、ロープ、はしごを手にびびりながらくだった。障子まで行く予定だったが平たいところでテントをはることに決定。水場はh−50mのところにあり塩が汲みに行った。なかなか戻ってこなかったので本気で心配した。怪我してたら・・・、死んでたら…まず警察に言って、学校に言って、テレビに出るのかとか神に祈る思いだったが塩の姿が見えたので心底ホッとした。水は一緒に汲みにいこうと思った。いろいろ疲れて、予備日のココサブレに手を出したり、カレーを食べてる最中に眠たくなってだらーっとこぼしたり意味のわからない行動をしてしまった。反省。


12月29日(月) 
7:00出発 9:05古祖母山 尾平越 14:10 16:30笠松山九折越小屋
夜テントが傾斜で傾いていたので一晩中体が横を向いてた。しかも登山靴を体の横においてなかったら靴が凍って足が入らなくなってしまい、仕方ないのでガスバーナーであぶってやっと足が入る始末だった。日の出とともに出発し相当景色がよかったが、尾根上だったので途中から風が強くなった気もした。道は程よく雪が積もっていて歩くのもおもしろく途中ほとんど誰とも会うこともなく、尾平越ではここから先は給水ができないみたいなのでここで水を汲んだ。前の日ひとりで水を汲みにいったら帰りが遅かったらしく瑠理子が相当心配してくれていたので今度はふたりで汲みに行った。でもすぐそこにあった。
 問題は笠松山からだった。笠松山から九折越小屋まではコースタイム1時間らしい。はじめ割とはっきりとした道があったのでそこだと思いそのまま進んでいたらどうやら鹿道だったみたいで一度頂上まで戻って地図で確認した。たしかに東に行くべきところを北に向かっていたのでこれは違うと思ったが、それでも東に行く道をたどるとテープが2つ続けてあったのでもうこの道しかないだろうとその辺りをかなり捜索したが、どう考えてもいままで通ってきた道とは違い辺りは藪こぎに変わってしまう。時間も夕方間近だったので引き返してビバークすることも考えたが、最後に紀子さんに電話で聞いてみたらなんか頂上から一度引き返してそこに別れ道があるみたい。まったくもって全然わかりにくい道だと思った。もともと縦走区間はあまり標識自体なかったがわかりにくいところぐらいはつけてほしかった。
 小屋に着いたのはもう日が暮れる間近で、小屋にはおじさんがひとりいたのでゴソゴソしてはいけないだろうと思い小屋のそばでテント張った。寝る前30分くらい話したかな。
でも話しの途中でいつのまにか寝てた。瑠理子は眠れなかったみたい。(塩谷)

12月30日(火)快晴
4:30起床 6:35九折超小屋発 8:35カンカケ谷 9:35三ツ尾と九折の分岐 11:15傾き山登山口バス 12:20緒方駅 15:45熊本インター 16:30熊本交通センター 以後それぞれ帰省。
 昨日一時間以上迷ったせいか不安でしかたなく嫌な予感もしていて塩に申し訳ないが傾き山に登ることを中止させてもらう。バス停まではずっとくだりだったが、苦にならない。落ち葉の散らばる地面に足を置いて行くかんじ。けどわりと長い。鹿の鳴き声や鳥の鳴き声がする。沢がちょろちょろ流れていて気持ちいい。途中、金鉱を掘りにきているおじさんと出会う。それ以外人は見当たらない。林道に出たところで熊がいるようなところには立ち寄らないでくださいという看板を見る。今更ってかんじだった。バス停に着いたはいいが2時間半待たねばならず、待つのが苦手な私の意見でだらだら歩こうということに。どんなに歩いてもバス料金が変わらないのに前進したい気持ちが強くて歩きながらヒッチをしようと試みるが、まずほとんど車が走ってない。ようやく一台の車が通りかかり、すかさずヒッチ。駅まで寡黙なおじさんがスイスイ送ってくれた。駅から小さな道路でヒッチ試みるが捕まらず再び大きな道路でヒッチ。ワゴン車のファミリーが止まってくれ、運良く熊本まで行くというではないか。ありがとうございました。熊本からは交通センターまで行き、それぞれ故郷への帰路についた。(篠原)

【雑感】
農学部 生物環境学科 4年 塩谷寿男
 瑠理子とは同級生だし気が楽だったのが一番よかった。ヒッチは最初まったくやる気なかったけど、やっていると案外楽しいと思うようになったしお金もかからなかったから最後はやる気満々だった。やっぱりヒッチは運なのかな〜。あと瑠理子の性格もちょっとわかった気がした。山のなかでは頂上ではだいたい晴れてたし朝日も夕日も星も見れたし景色は最高だった。ただインナーのパンツ忘れて体の下が寒かったのがちょっと辛かったかな。でも相当楽しかった。

医学部 保健学科 看護学専攻 4年 篠原瑠理子
 今回は全般的にかなり塩に甘えていた。塩は冬山の経験もあるし、大丈夫だろう、と。だから自分の勘もぎりぎりのとこで使った。迷ったときは自分も疲れていて座って塩がいろいろ探しているのをそのままにしていた。水も塩に汲ませっぱなし。あー、ほんと塩の優しさと自分の面倒臭がりが乗じて何もしなかったな。何でも自分で地図を見たり、ルートを確かめたりして判断しなくてはいけないと思った。結局は自分の命、そして仲間の命がかかっているのだ。大げさかもしれないけどもっともなことで。2人で話し合って決めていくのがチームワークということなんだろうな、きっと。それが山ではとても大事なことだろう。同期だしね。本当反省。ヒッチでは持ち前のあつかましさ、ずうずうしさを発揮してしまった。いつも感謝の気持ちを忘れない様にしたい。今回はいろいろと勉強になった。しかし全体的にいろいろ楽しかった。塩よ、いっぱいお菓子くれたり、いろいろ面倒かけたね、本当サンキュー!また行きましょう!