2004年度屋久島新歓合宿

期間:2004年5月1日〜5日
メンバー:CL松田香樹(3) SL黒岩聖也(2) 松田慧(1) 川村麻紀(1) 西村正也OB

5月1日(土)
7:00 部室集合
8:00 フェリー乗船
12:30 宮之浦港
15:00 永田歩道登山口
16:40 712mのコル

 朝7時部室に集まる。荷物の確認が終わり「さぁ、行こう」という時事件が。部室から「あぁーーーーーーーーーーー」と悲鳴が・・・!!
川村さんがチケットを家に忘れる。しかし、乗船手続きは間に合いフェリーに乗り込む。甲板でフェリーの出発を待っている間、某K大学探検部が焼酎の一気飲みを繰り返す。出発後、全員死亡。船の中では九産大山岳部と世間話。
 下船後、バスで永田から出発する。永田は、とても綺麗で川も最高だった。ここなら、ビーバーが見られたのではないのだろうか。永田のバス停の横はもう海で海抜0メートルからなり。15時に登山口手前で水を入れ出発。黒岩君いきなり登山口を通り過ぎる。西村さんがチョッピリ・・・。そしていきなりの急登、慧くんの目が虚ろになる。この日から彼の苦痛に満ちた日々がはじまるのであった。
 テン場に着き食事作りをするとなんと12人前のカレーが出来上がり♪食いしごきがおこなわれる。そして下山まで毎日の様に皆顔を歪めながら胃に飯を押し込んだ。

5月2日(日)
4:00 起床
5:30 出発
6:10 水呑沢
9:25 岳の辻
10:20 瀬切川源流の水場
12:00 桃平
13:20 鹿之沢小屋
17:30 就寝

 朝起きた。準備をして出発した。ゆっくりゆっくり進んでいく。鹿之沢小屋まで結構長そうだ。水呑沢に着く。看板があるので写真を撮る。また進む。途中でトップを松田先輩と交代する。水呑沢から岳の辻までが長い。すごい樹海だった。景色が見えそうにない。永田からの登山道は道がわかりづらい。テープが所々にしかなく探すのに苦労する。そしてたまに道を間違えて先輩たちに指摘される。これは注意深く行かなければいけないと思った。道は雪によって倒された木が多く道をふさいで飛び越えたりしゃがんだり巻いたりといろいろな方法でとおるのだが大変だった。岳の辻に着く前に珍しく人に会う。その人に岳の辻は少しですよと言われそのまま歩いていったらすぐに岳の辻に着いた。岳の辻は地形図ではピークになっているがそこまで登山道がのびていないためその近くの鞍部のような所に看板が立っているらしい。すぐ進む。水場までひたすら歩く。やっと水場に着いた。ここで水を満タンに積み出発する。ここから結構ペースを上げた。だんだん調子が良くなってきた。1年の松田君も少しはペースが上がったような感じでどんどん進んでいき桃平に着いた。分かりづらい場所なのだが一応景色が見えるような場所だった。この日は霧がかかっていて景色が見えなかった。ここから鹿之沢小屋までさらに歩く。やっと鹿之沢小屋に着いた。鹿之沢小屋はトイレが相当離れていて夜は行けないなあと思った。鹿之沢小屋は人が多く満員でテント泊の人も出るほどだった。後は適当にゆっくりして飯を食って寝た。なかなか大変な一日だった。

5月3日(月)
4:00 起床
5:30 出発
7:00 永田岳
8:30 焼野
9:00 宮之浦岳
9:30 栗生
10:50 投石平
12:00 花之江河
(12:15 小花之江河)
(12:30 花之江河)
14:00 データロー岩屋

 鹿之沢からの登りは二年前と変わらず相変わらずひどく道が荒れている。しかし、赤テープはしっかりとついており迷うことはない。永田岳では、永田岳山頂の前の岩を自力でよじ登ることができなくて、情けなかった。「岩登りもできるようにならなければ!」と思った。山頂からの周りの山々は全く見えず、それは宮之浦岳山頂でも同じだった。マトリックス。投石平ではコールの練習をした。松田さんのがきれいに聞こえた。花之江河に荷物を置き小花之江河をピストン。小花之江河はもう少し霧が無かったらよかった。小花之江河から花之江河に戻るときにコールをしたら、西村さんが返して下さって嬉しかった。もっときれいにできるようになりたい。雨で靴がぐじょぐじょになってしまって気持ち悪かったけど、やっぱり楽しかった。
 データロー岩屋では、テントは一つしか張れるスペースが無い。

5月4日(火)
4:00 起床
6:00 出発
8:15 ワレノ岩屋
10:30 ミノの山舎跡
13:15 林道に到着
16:15 バス停(湯泊)に到着
17:33 バスに乗車
18:00 尾之間温泉
19:00 Aコープで夕飯の材料を買う
21:00 テントを張り夕食
22:00 就寝

 ラーメンを食べた後、小雨の中を出発。道と言えぬ様な道をひたすら歩く。ワレノ岩屋を過ぎたくらいから雨が本降りになり、風も強くなった。途中でいくつかの沢越えの場所があり、時間を大いに使う。予定よりもはるかに遅れてしまった。ミノの小屋跡以降はペースがあがり、途中で晴れ間も見えた。ヒルの多い道を過ぎ、やっとの思いで林道に到着。そこからは延々と林道を歩く。3時間後バス停に着くが、そこで1時間以上待たされる。温泉を出た後はAコープに行き、夕食の煮込みうどん材料を買う。「慧に持たせます」その後、海のそばにテントを張り、飯を食って寝る。

5月5日(水)
 尾之間の国民宿舎前にテントを張った。昨夜はテント設営時に雨が降り、テントも装備もずぶ濡れ。おまけに5月もはじめなのに蚊がたくさんいた。こんなに呪われた山行も初めてだ。
 今朝はみんなより早起きして朝日をビデオ撮りした。海上には巡視艇がいて昨日の遭難者を捜索していた。
 7時16分発のバスに乗る。乗客が多く、安房よりバス2台での運行となった。こんなに乗客が多いのも珍しい。かなり早く宮之浦港に着く。遭難者は、遺体で見つかったことをメールで知る。残念だ。
 フェリーは連休最終日で難民船のよう。疲れたので座席下に半身潜り込み、意地で寝た。周りの冷たい視線を感じつつも4時間熟睡。1週間ぶりの鹿児島に帰り着いた。

【雑感】
松田香樹 3年
 屋久島を海抜0メートルから登り海抜0メートルまで降りてくる合宿で1年生はバテはしたが弱音をはかずに頑張っていたと思う。上級生の反省としては、前と後ろでしっかりと意思伝達ができずに大変だった。黒岩君は、こっちが言っていることにが聞こえたら「はぁ。」ではなくこっちに聞こえる声でしっかりと返事をしてもらわないと困る。また、もっと自分で判断して動いてくれないと一つ一つこちらが指示を出していかなければならずSLとして自覚を持って下さい。それと隠しレーションは隠し続けるものではありません。
 自分の反省としては、ペース配分をうまく刻めなかったことです。夏までにちゃんと下級生の体力等を把握していきたい。


黒岩聖也 2年
 今回の合宿は雨が多くて霧がかかっていたりして景色が見えなくて残念だった。永田歩道、湯泊歩道はどっちも行ったことがなかったがどっちも長かった。ヒルがジャージに付いたりカッパに付いたりしたが噛まれなかった。まあよかったんじゃないかと思う。反省点としては道を間違える事が多かったことだ。もう少し周りを見てテープを探して行けばよかったと思う。他にはテントのペグを忘れたことやラジオの電池を入れ忘れた事や医療具を保健管理センターに借りるのをもう少し早くすることなどである。よかった点は天気が悪かったとはいえ全行程を消化することができてよかった。結構長いルートだった。よくよく考えてみれば永田の集落は標高がせいぜい数十mしかないからそこから宮之浦岳1935mを登るのはすばらしいことだと思った。天気が悪かったのは残念だった。体力的にはトレーニングをそこそこしてたおかげか共装と食糧で結構重たかったが意外にもペースが最後まで落ちずに歩いた。よかった。湯泊歩道は長くてミノの山舎跡までは下ったり登り返したりというような感じでこんなんじゃいつになったら着くんだと思った。ミノの山舎跡からはすぐに着いた。大変だったがなんとか下りきれてよかった。

松田慧 1年(代筆:松田香樹)
 きつい、つかれた、もう辞めます。
川村さん頑張って下さい。

川村麻紀 1年
 フェリーは初めてで、思ったより速くて気持ちよかった。鹿を見た。しっぽが白くて可愛かった。キツツキの音や鹿の声を聞いたり、屋久島特有の植物を見たりもできて楽しかった。ビーバーを見れなかったのは残念。雨がたくさん降って大変だったけど、霧の白とコケの緑がとても気持ちよかった。永田岳や宮之浦岳からは周りの景色が見えなかったけど、ずっと遠くまで雲の白で、それはそれでよかった。ヒルにはかまれずにすんでよかった。天気の良いときに、また来たい。

西村正也 OB
 雨の中の合宿お疲れ様でした。これから夏山へ向けての反省点が浮き彫りになったと思う。
 まず、2年生の黒岩はルートファインディング能力が未熟である。山行中に道を間違える場面が何回かあった。テープの位置だけでなく、踏み跡、コケの付き方、落ち葉の感触など広い視野を持って道を探して行くことが大切だ。この辺は何度も山へ行って経験を積むしか上達の道はない。
 3年の松田(香)はコミュニケーション不足のところがあった。パーティの一人一人がどういう役割を担うのか明確にさせる必要がある。特に今回のように猛烈な雨、一年がバテはじめる状況下で先頭にどういう役割を持たせたいのか、意思疎通がうまくいかない場面がみられた。この辺は普段からよく話をしておくべきだろう。
 その他、テント内の行動などはうまく統率がとれ、非常にしっかりしていたように思う。1年生に体力面で弱さがあったが、この辺は夏までにトレーニングして補うようにしよう。
 自分自身としては、もっと写真やビデオ撮りがしたかったが、思うようにいかない面があった。団体行動になるのでこの辺は仕方がないだろう。
 初日に愛子岳を午前中に登り、午後は永田歩道を標高750m付近まで登った。さすがに疲れた。食料が大幅に余ってみんなに食いしごきをさせてしまったのも反省だ。あと後輩たちの手前、朝から酒を飲むのは慎もうかなと思った。

 


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